人間見聞録・・変化の瞬間
皆さん、おはようございます。
今朝の福岡地方は、雨の朝を迎えました。
雨の時にバスに乗ると、傘の処理に困りますね。。幸い、満員状態じゃない為、自分の傘で相手を濡らす事がないからいいんですが・・
話は変わりますが、昨日の朝、いつもの様に安息へ向かいますと、皆さん朝食を召し上がっていらっしゃいました。その中に、Kさんもいたのですが、何やら独りでしゃべっています。
その様子を見た時、ご入居してこられた時のKさんの姿を思い出しているのと同時に、亡き父の事を思い出していました。
Kさんは元気だったんですが、骨折や脳梗塞により、徐々に徐々に・・の状況です。リハビリも、多くの方と一緒は好まない様で、上手く進まない状況です。最近、訪問リハに切り替え、あの時に少しでも近づく様にしたい。。と思い、ご家族と協働して行なっている最中です。ご家族も、自分の親だけではなく、他の入居者さんのお世話も・・と云う精神があり、今回、栄光すこやか大学のパートナーさんになって頂けました。
Kさんの姿を見ていると涙が出てきそうになり、気がつくと、Kさんの横にいき、背中をさすりながら、お話を聞いていました。
前日、発熱し、日中お休みになられ、夜はほとんど寝てらっしゃらないという状況だったそうです。
お話を聞いていたら、Kさんの亡きお父さんが来て、小さな声で話をするので、大きな声で話して欲しい・・と言うのだけど大きな声で話してくれない。だから帰る。。と伝えるけど・・・という内容でした。
Kさん、ご先祖さんから守っていただけて幸せですね。。と背中をさすりながら声かけをさせて頂きますと、少しづつですが落ち着き、気が下がってくるのを感じました。
私の亡き父は、ガン末期で、モルヒネを使用していた時に、Kさんと同じ状況がありました。「お母さん〜 お母さん〜」と手を伸ばしながら言うんです。手を握り締めると、ギューと握り返します。
その時の事が、Kさんにダブリ、Kさん、そばにいるからね。安心していいよ。と心で何ども言いながら背中を気を集中させてさすりました。
永くこの世で生活し、多くの子孫を創り、世の中に役に立つ事を数々行なってきたKさん、いろいろな事をしょって歩いてきた人生の終盤戦が、本人やご家族にとって良い時であり、「我が人生に悔いはなし」と言って頂けるお手伝いが出来る力をつけたい・・ 心からそう思う瞬間でした。
力をつけたい!!
Kさんに教えて頂きました。
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