人間見聞録・・かくすれば、かくなるものと知りつつも、やむにやまれぬ大和魂。。
おはようございます。
今朝は、晴れ間の覗く朝を迎えました。。就職活動で家に寝に帰ってきた長女が言ってましたが、昨日の鹿児島は、大雨で、おごとだった様ですね・・
父が亡くなり、父の遺品を整理していました。その中に、現役時代に使っていた財布がありました。。『へえ、こういう財布を使っていたんだ。』そう思いながら、『もしかしたらお金があったりして・・』と、不謹慎な事を思いつつ、財布の中を見てみました。
すると・・
『かくすれば、かくなるものと知りつつも、やむにやまれぬ大和魂。。吉田松陰』と書いた紙が出てきました。。
それを見た瞬間、ジワッ・・とこみ上げるモノがあり、気がつくと、頬を伝わる雫がありました。。
父が亡くなってから、いろいろな方に父の生き方を教えて頂き、驚く事・始めて聞く話がかなりあり、そこには、私が家で見ていた父親と違う父がいました。。
幼い頃から『剛、弁護士になりなさい。。弁護士は、困っている人、弱く苦しんでいる人を救ける事が出来る。。』相撲をとった後、そういう父がいました。。野球をしていた父。。その仲間の方で、父が憧れている〇〇さんが、東京の方で、弁護士をされています。その方の様になって欲しい。。そう言うのです。。
私は、その〇〇さんに、就職活動で東京に行った際にお会いしました。その際、食事をご馳走して頂き、父の話を伺いました。。幼少期からのお付き合いですので、知りすぎる位、父の事をご存知です。。
苦労して育ってきた事を知り、恩義にあつかった事も知り、この人の子供で良かった。。と思いながら、就職活動を続けていました。。
そんなイメージを持っている中で、父の死後、同僚の方々から伺う父の話。。父がやっていた事に敬服したのです。。
『そんな事をしていたのか・・だから家に帰るのが遅かったのか・・』ほとんど、自分のしている事を話さなかった父。
そんなこんなが積み重なっている状況下で、心情が映し出されている言葉を見て、涙が溢れ出ました。。
私の中でもこの45年の間に、何度か『俺が犠牲になっていい。。それで役に立つのなら。。』『もうこの腕がちぎれても良い。絶対このランナーをさす。。』という事はありました。。が・・
幕末に人物が用いた言葉。。いつもこの言葉を胸に秘めながら戦っていた父。。そんな親を持ち、自分はどう生きるんだ!と自分に言っている私。。私の生き様を見ていると思われる息子。。
全てが続いています。。連続しています。。
子孫まで続く・・ と思うと、今を一生懸命・・ 価値を残す。。
そうしたい。。そんな事を思います。。
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