・・ 伝え 伝わる ・・ パート5

今日はいよいよベロビーチに到着する日です。

朝から、バスターミナルに向かい、ベロビーチに停車するバスを探します。だいぶん英語も聞きとれる様になり、発音が通じるようになってきました。この地まで来ると、さすがに日本人はいない様で、東洋系の人すらみかけません。その事が、なんだか嬉しくて、アメリカのいろいろな面がここでは見れるのではないか?と思ったり、頼る人もいない中で、何とかやってきている自分をちょっぴり、誇らしげに思っている時期でした。

ニューヨーク行きのバスが、ベロビーチに停車する事がわかり、そのバスに乗る事にしました。

バスが到着し、バスに乗り込み、自分の座る場所の確保をしようと、バス内を見回したその時、東洋系の顔が見えました。【ここにも東洋系がいたのか・・・】と思い、ここまで来て東洋系の人とは、話したくない・・と(初日は、全く違う事を思っている人が、こうも変わるのです)そそくさと後ろの席に向かいました。

すると、その東洋系の男性(私と年が変わらない位でした)が、『日本人の方ですか?』と話しかけてきました。どうやら私は、日本人に見えたらしく、内心ホッーとしましながら『そうですよ~』と。『どこまでいくのですか?』『ベロビーチまで・・』『そうですか。僕は、ニューヨークまで』と表面的な会話を行いました。その方は、卒業旅行で、アメリカの南部から東海岸をバスで移動する旅をしてる。との事でした。

お互いそこで別々の席に分かれ、いよいよベロビーチです。その日本人に会釈し、バスを降りました。そこからドジャースタウンまでどの方向に向って行けば良いのか?皆目検討がつかない準備状況でした。

バス停の付近にいた人達に、ドジャータウンには、どちらに向って歩けばいいか?を聞きましたが、ここから2時間30分程かかる。との話でした。『ギョー』とする中、貧乏な私は、歩くしかありません。リュックサックを背負い、熱い熱いリゾート地のベロビーチ。そして、輻射熱で熱気ムラムラの道路脇を、ひたすら歩く事になりました。

汗をふきふきただひたすら歩きます。途中、『ジャップス』といい、指を刺して笑っている集団もいました。私の事を、面白可笑しくあざ笑っていたのでしょう。その時、『ジャップス』と言う言葉の意味がわかりませんでしたが、後々その意味がわかり、凄い差別社会である事にあらためて気づかされると共に、怒りがこみ上げる想いでした。

歩けども・歩けども・・・次の瞬間、看板郡が見えてきました。『あっ、ドジャータウンじゃないか?』大粒の汗を流し、今にも倒れこみそうな心身状況だった私が、その瞬間走りだし、一目散にその看板に向いました。

すると、そこは『ドジャータウン』でした。『やったー!!』遂に俺はここに来た。やっと、『家族のオリンピックの話が出来る。やっと大リーグが見れる。憧れの生原先輩に会える』とここまで歩いてきた疲れがどこかにフットブ感じでした。

次回、いよいよ生原先輩に会えます。私にとって夢の2日間となります。次回も、お付合い下さい。

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 8:54 AM  Comments (0)
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