松っちゃんごめん。
おはようございます。
蒸し暑い中、雨からスタートした8月25日金曜日です。
ちょっと涼しくなるかな??
昨夜のホッ・・とサロン。
今までになく若い男女がご参加下さり、とても活気のあるサロンとなりました。
ミライロの福田さんを講師に迎え、ユニバーサルデザインに関する様々なお話をして頂きました。
『〇〇だから街にいけない』
『〇〇だから人と話をしたくない』
『〇〇だから行きたいあの店にもいけない』
こんな状況が世間にはあります。
私も、障がい者になり、まだまだ受け入れられない頃は、街に出たくなかったし、人にも会いたくなかった。とにかく自分からバリアを貼っていました。
今、介護のお仕事をお手伝いさせて頂く中、耳が不自由な方は、コミュニケーションをとりたがらない。なかなかうまく話す事の出来ない方は、自分の話が伝わらないと思うと貝のようになる。
そういうコミュニケーションを行う上でのバリアが多くあり、遮断された状態があります。
そこに風穴をあけ、全ての人が・・ というテーマでユニバーサルデザインのお仕事をして頂いているミライロさん。
私の大好きな会社の1つです。
遅れて参加した昨日。
2人1組で行うワーク時からの参加です。
視覚障害のある方、聴覚障害のある方とのコミュニケーション法を体験します。
ここではみんな大苦戦。
必死に伝えようと顔をクシャクシャさせながらがんばっています。
笑顔がいっぱい。。何とか必死に伝えよう・わかろう! そんな気持ちが相交わる様子が手に取ってわかります。
ワークが終わり、福田さんがコミュニケーションのポイントをお話下さりました。
その中で出たワードに
『まずは伝えたい事の全体像がわかる様な伝え方から入って下さい』
と教えて下さりました。
この話を伺い、今から14年前くらい前にワープします。
私が常務をさせて頂いていた時にとある施設で施設長をして頂いていた松下君との会話です。
『鷹尾さんは森を観て木をみる。私は、木を観て森をみます。だから違うんです。』
この言葉にワープしました。
私としては、福田さんがポイント説明をして下さったように、理念や目的をから入り、私達は月に行く事を目指している。しかし今はロケットさえない。ロケットを操縦できる人さえいない。でも月にいきたい。
だからこそ、月に行きたいと思う人から養成し、操縦できる人を育て、ロケットを作れる資金を調達し、ロケットをつくり・・ という具合に木の部分の話をしていました。
『松下君、目的を果たす為には、そういう風に考え、計画をくむ必要がないか?』とあくまでも私の主張にこだわり、彼を私の考え方にシフトしてもらう事ばかり考えていました。
しかし彼は、『鷹尾さん、あなたの言っている事はわかります。しかし、私は木からなんです。』と一所懸命伝えてくれます。
私は彼を受け入れる事が出来ませんでした。
そして彼は退職します。
その時の事を後悔しています。
その事を思い出しました。今なら松下君に素直に謝れます。
松っちゃん、ゴメン。俺がこだわりすぎた。ごめん。
君が一所懸命伝えてくれていたのに。。
ごめん。
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