運転免許

おはようございます。
曇り・蒸し暑い..　そんな朝を迎えた５月３０日水曜日です。

今朝、久しぶりにバス通勤をしました。
以前にも増して、乗客が増えた氣がします。
特に志免町の西地区から急に乗客が増えました。
やはり、人口増加地域なのでしょうね。

そのちょっと前、家を出る前です。
らっきょを食べながら着替えをしていました。
その時、ちょうどＴＶから９０歳の女性が起こした交通事故の件に関する報道がありました。

この件について、昨日の送り送迎の時に話題になったんです。
『やはり法律をつくるべきじゃないか？』
『なぜ免許の更新を認めたのか？』
『家族はなぜもっと免許を返すお願いをしなかったのか？』
など、皆さんの意見は、なぜあの年で運転をしていたのか？というモノでした。

この事件、心が痛みます。

私も母に運転を諦めてもらうよう話をし、納得をして頂き免許と車のカギを貰った経験があります。この時は大変でした。

ある日、叔母から電話を貰いました。
『剛君、〇〇の様な事があり、もうこの辺りで運転を諦めてもらわないと大事故に繋がりかねんよ。』という内容でした。
私には、最後通告の様に聞こえました。
それまでも、
『もう運転は無理かな・・』と思う事はありました。
しかし、車がないと不便だろうし、行動範囲が狭くなるし、行動範囲が狭くなると認知症になるかもしれないし、人生がつまらないモノになるかもしれない。と思いました。
動く母でしたから、その動きを止める事イコール母を弱らせる。と思っていたのです。
だから迷っていました。
そんな折に貰った叔母からの電話。
恩人です。

それから翌日に母のもとに妻と行きました。
『お母さん..』と話をしましたが、諦めてくれません。
『どうしたら諦めてくれるんだ・・』
事故を起こしたらどうしよう..の焦りと、母の心を動かせない自分に何とも言えない焦燥感がありました。
そこで、師匠の１人である財部隊長のもとに向かいました。
『隊長、〇〇しかじか..　どうしたらいいでしょうか？』
『鷹尾さん、あなた、説得をしようとしたでしょう？』
『はい。』
『だからですよ。説得ではなく、納得をしてもらわないといけないんですよ』
と教えて頂きます。
目からウロコでした。
『あなた、長男でしょう？　母親からすると１人息子は可愛い。その息子が自分の事を心配して心からお願いをしてきたら普通の母親であれば心が動く。鷹尾さん、最後は土下座をしてお願いしなさい。』
そうアドバイスを頂きました。

そして..
『お母さん、お願いします』
とアドバイス通り、土下座をして頼みました。

すると..

免許書と車のカギを手渡され..　そのまま、福岡の方に乗って帰ったのです。
翌日からは、怒涛の抗議電話を貰いましたが..

あの時、諦めて貰っていて良かったと思います。

親に、運転を諦めて貰うのは相当つらいし、大変ですが、もしもの事を考えると、その方が相当つらいので、その環境にある皆さん、何としても納得してもらう努力を惜しまず行って下さい。
応援しています。

では今日も最後までお読み下さりありがとうございます。

今日が皆様にとりまして最良の日になりますよう。

チェスト！