人間見聞録・・その時、その一瞬
『もう少し横にボールがいっていれば・・・』『10秒前に戻って・・・』
そんな言葉が飛び交った14日の甲子園球場。ホント、そう思いました。
暑い夏が終わり、新たなシーズンを迎えるようになります。3年生の皆さん、お疲れ様でした。是非、上でも野球をやって下さい。
『現実を受け入れる』・・・一生懸命その『事』に打ち込んできて、目標を達成出来なかった時、その現実を受け入れる事がスパッと出来る人を、私は尊敬します。私は、スパッと受け入れる事が出来ません。どうしても時間がかかります。切り替えようと、受け入れようと、言い聞かせるのですが、なかなか時間がかかります。
実は今回、今までの反省を活かして、自分に言い聞かせるのではなく、考え方を変える事を行ってみました。今までだと、『一生懸命行った結果だから仕方ない。また、1からスタートをしよう。今度こそ。今度こそ。』の様にしていました。しかし、切り替えるのに、中々時間がかかります。
今回、『悔しい。ホントに悔しい。くそ、悔しい』と後ろ向きな気持ちと言葉を連呼し、もうこれ以上、言いたくないと思う位連呼してみました。そして、その後、自分に対して『何が悔しいの?どうして悔しいの?そしたらどうしたらいいの?』って、問い質したのです。すると、自分が何に悔しがっているのかが見えてきて、良く考えると、たいした事ではありませんでした。
よーく自分を問い質してみれば・・何だ・・と言う事はありますか?
私は、今回、初体験でした。あんなに『悔しい』と思っていたのに、冷静に振り返ると『何に悔しがっていたんだろう?』と思う位、その正体がつまらないモノでした。
『悔しい』・・我の慢心の時に芽生える感情としての悔しい。忍耐の時に芽生える悔しい。があるとしたら、今回、私が最初に感じていた悔しいは、我の慢心でした。それが、自分に『何故、なぜ?』と問い質していくうちに、それに気づき、ただ、自己になっているだけか?と思うと、馬鹿な自分。と、冷静になれたのです。
今まで、何度も、自分では一生懸命やっているつもりでも、結果がその通りに行かない時、『悔しい・悔しい・・』ともの凄い感情が沸いてきましたが、今思えば、その時も今回と同じで単なる自己中だったんだろうと思います。
今回、いろいろと初体験をさせて頂いたり、自分との出会いがあったりと、つぎに活きる経験をさせて頂くことができました。改めてですが、長崎日大高校野球部の皆さん、ありがとうございました。皆さんの雄姿は、一生、忘れません。この経験を社会でも活かして下さい。
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