1日1善。1日1優。
おはようございます。
3月19日火曜日の朝を迎えました。
今日は雨。恵みの雨になりますように。
昨日の夕方の事でした。
しばらくぶりに通所リハビリテーションの利用者さんをお送りする送迎サポートを行いました。
出発直前、Yさんが
『ちょっとお茶を飲んできます』
と言って車を降りていかれます。
そしてWさんをお送りした時に、
『喉が渇いたので自動販売機で飲物をかいたいと言ってらっしゃるよ』
と、Mさんが教えて下さいます。
『Yさん、喉が渇きました? そうであれば自動販売機の前で止めましょうか?』
と言いますと
『渇いたけど家まで辛抱します。死にはせんでしょう・・』
『今日は辛い物でも食べましたか?』
と尋ねました。こういう事が初めてでしたので・・
『いいえ。これが私の病気なんでしょうね』
と言われ、もうすぐ辿り着く家まで辛抱する事になりました。
Wさんの次にお送りしたのは別のYさんです。
Yさんの介助が終わり、無事に家にあがり帰ろうと挨拶をしたところ・・
いつもの表情と違うのです。
何だか私に伝えたい事があるようで・・
家に上がって・・ と言われている様な氣がしたのでついていきます。
するとケースに入っていた2Lの水を私にむけます
『Yさんにおげて。という事ですか?』
と聞きますと頷き、笑顔になりました。
『喉が渇いた』という話を聴いていらっしゃったのです。
御礼をいい、水を預かりYさん宅に到着します。
そして
『Yさん、Yさんがこのお水を下さいましたよ。喉が渇いたと仰っていた事を聴いていらっしゃっていたんだと思います。お水、どうしますか?』
と尋ねますと、とってもその氣持ちが嬉しかったんでしょう
『いただきます』と言われました。
そこで私は、
『Yさん、お氣持ちだけ受け取りましょうか? お水を頂きお家に帰ると、お嫁さんがとっても氣を遣われるでしょう・・ そして、お返しをされようとする。そのお氣持ちに対し、お水のお返しとなるとお嫁さんが氣苦労されるんではないでしょうか? 私が、Yさんに対し、【Yさんが、そのお氣持ちをとっても喜んでいました。】と言って、ご家族に水をお返ししときましょうか?』と提案したのです。
すると
『お願いします』
と、仰って頂いたので、仕事が終わり、ご家族がお帰りになっている時間を待って、水の返却に伺いました。
『今日・・』
と、あった事をお話し、
『Yさんは、お母さんが水をくださったそのお氣持ちをとっても嬉しく思われています』という事を何度もお伝えし、水をお返ししました。
ご家族である娘さんも笑顔で理解をして下さり、私の労もねぎらってくださいました。
この一連の優しさの連鎖を体験し、とても幸せでした。
優しい空氣に包まれ、人を慮る氣持ちに たっぷり触れさせて頂き、冥利に尽きます。
ニュージーランドやオランダであった痛ましい事件がある一方、この様な優しさの連鎖もある。
やはり、悪から生まれる善が真善である。という事は本質だと思う。
1日1善。1日1優。
実行したいですね。
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