NPO法人 笑老ライフ研究所　ブログ

昨日、〇〇と言う社会福祉法人さんご一行様と、熊本県にある社会福祉法人青山会様の見学に行きました。

今回は、福島部長が担当して下さり、懇切丁寧な対応をして頂きました。大変感謝しています。

以前にも、この青山会さんの事を書いたのですが、改めて、書きたい！！と思う事があります。

それは、『理念に誠実に仕事をしている』という事です。素晴らしい事です。

今まであった理念を、職員１人１人のものにする為、十数年前から『理念塾』を始められました。ともすれば、お題目になるこの理念。

これを、職員１人１人のものにする努力は大変敬意を表するに値する取組です。昨年は私も参加させて頂きましたが、この活動は良いアクションだと思います。

その結果、この事業体で政策は、全て理念を基準とした中で産まれる為、行っている仕事が、話を伺っていても、やっているほうにしても、明瞭であり、どんどん、理念実現の方に近づいている様に感じます。また、理念がベースになっていますので、余計な心配をする事無く、互いが互いを信頼して仕事をする方向へ進んでいると思え、安心・安心です。。。

理念に誠実　・・・　これは、出来そうで出来ない。しかし、目をつぶっても、やる。それが大切です。これが出来ているか、できていないか、大きな分かれ目でしょうね。。特に今後は。。。

昨日、プライド・・のもたらす様々な事象を体験する事がありました。

仕事をする上で、自分なりの仕事品質の基準、組織内での仕事品質の基準・・があると思います。その更に上へ、という追求は、個人差や組織差がありますよね。。。

とある組織のある課の中で、これをめぐりった問題がありました。

その課の課長さんは、仕事熱心で、質の高い仕事を目指して、自分に厳しく、自分と戦っています。その課長さんの課には、スタッフが５名程いらっしゃいますが、この方々も熱心に仕事をされています。

しかし、課長さんからすると、課員の仕事に対する考え方や取組み方を評価しておらず、課員に対する評価や出来る仕事はここまでだ！と決め付けています。従って、自分で仕事を抱え込み、自分だけが忙しい・・と言う状況を創り、上司に対して、スタッフを増員して欲しい！とお願いをしているそうです。

一方、課員の方々は、課長は私達の事を信頼していない。どこがダメなのか何も言わない。自分だけ仕事を抱え込んで、仕事を与えてくれない。そう思っているそうです。

問題は、それぞれが求めている関係で、コミュニケーションが全く無い・・・と言う事です。この状態やこの関係で仕事が進んで行くと、この課はなくなりますね。。もしくは、課長の交代でしょう。

課長がするべき仕事はなんでしょう？　課員のとるべき行動は？？

組織の中で仕事をする課として、組織の理念、方針を第一に優先させないと、船は前に進みません。それぞれ各々が、自分のプライドや見栄をかざし、好き勝手な方向に船をこぐと、その船は全く前には進みませんし、どこに行くかもわかりません。

主体的にその課の人が仕事ができる環境にする為にどうそれば良いでしょうか？

課長は、課長にしか出来ない仕事があるでしょう。そして、それをすべきですね。それが何なのか？を常に考え行動する必要があると思います。責任は、自分がとる！！と言う強い決意を持ち、腹を決める必要があります。

課員は、課長から仕事をもらえる様に、課長が何故仕事を渡さないのか？を考え、渡してもらう為には、どうする必要があるか？を考え、実行する必要があると思います。

この話と似た様な事が、全国いたるところで起きていると思いますし、私にもその様な事があるかもしれませんが、その事を意識しながら社会で生活する事が重要だと思います。

昨日は、嬉しい・・と思う事が多くありました。

その中でも１番の出来事についてお話したいと思います。

昨晩、元粕屋南病院の長山看護部長を囲む夕べ・・を行いました。場所は、太宰府市五条にある『大ばけ小ばけ』です。魚料理を中心に、個性的な創作料理を出してくれました。とっても美味しく、皆さん、お勧めのお店ですよ・・

その夕べ・・の幹事が、アリコの沼田・河上さん、太宰府天満宮参道にて介護施設と高齢者住宅『うめはうす』を運営なされている㈱マクリーの関屋社長・施設長です。私も、お声をかけて頂き、飛び入り参加をさせて頂きました。

長山さんが、粕屋南病院を定年退職され、４月より、新たな旅立ちをされます。強い強い縁を感じる中で、今回、新たな地で今までのご経験を活かしたお仕事を、大きな組織の中で行われる事になられた様で、お話を伺いながら、『俺も、長山さんの様に、生涯仕事がしたいな～。』と思った事でした。誠実に生きてきた長山さんだからこそ、この様なステージが与えられたんだな～と思います。

美味しい食事を頂きながら、いろんな話になったのですが、中でも、関屋さんの話を伺うにつけ、凄く嬉しい・・と思いました。

今から２年前の４月、産声をあげた『うめはうす』・・

私と関屋さんの出会いは、今から４年前になります。

長山さんから、２１：００位に電話を頂きました。『鷹尾さん、かくかくしかじか・・・関屋さんに会って下さい』

私は、関屋さんとお会いさせて頂き、関屋さんの思いを伺いました。多くを語らないのですが、深く強く、芯のしっかり思いを伺い、私が感じた事をお話させて頂きました。

関屋さんからすると、苦渋の決断をする場面が多くあったかと思いますが、決断されてこられ、ある種私の提案する方向で事を進めて行く事になりました。

それからというもの、初めて介護事業を経営する関屋さんにとっては、不安な事だらけだったと思いますが、一歩一歩前に進めて行った結果、良い場所・環境と出会え、金融機関や設計・建築の皆さんからも応援して頂き、地域の皆さんからも応援して頂き、２年前の開業に至りました。

産声をあげた時点では、何をどうしたらいいのだろう・・と不安一杯だったと思います。その上、私は、『関屋さん、３年間は、うめはうすに寝泊りせんといかんですよ・・』と言っていましたので、なおさら不安だったと思います。

しかし、関屋さんには、『人財』という『同志』がいたのです。

ご主人・・と言う強い連帯感で結ばれた同志。３人のお嬢様・・と言う同志。特に長女のマユさん、マユさんの長女のセンちゃん、長男の〇〇君と言う同志。そして、関屋さんが自信を持って自慢する『スタッフ』と言う同志です。

センちゃんと〇〇君が、デイサービスに通われる利用者さんと接し、何とも心温まる状況になっている話をしてくれました。また、今までの間、２名の方の看取りを行ってこられたそうですが、その際のスタッフとのやりとり、指導方法、スタッフとの関係等々・・目を閉じれば、映像となって浮かんでくるような感じでした。

そのお話をされている関屋さんの表情を見ていますと、『関屋さん、良く頑張ってこられましたね。本当に良い指導者になられましたね・・尊敬します。』と心の中で微笑み、ささやいていました。

関屋さんの想いを形にし、熟成させている状況が、本当に嬉しくて、嬉しくて、嬉しい・・と思える事でした。

関屋さん、今後も、多くの方々のお世話をお願い致します。どうぞ、お体にはくれぐれもご留意されながら、お仕事をされて下さい。そして、もっともっと、うめはうすを熟成されて下さい。私は、他に施設を創る・・と言う事無く、太宰府天満宮の地で、『うめはうす』をもっともっと熟成させていって欲しい・・と思います。関屋さんが言う通り、『人は宝。今、原石である人と一緒に成長し、いつもキラキラ輝いている人がいるうめはうす・・でいたい』をいつまでもいつまでも追い求めていて下さい。。

関屋さん、ありがとうございました。。。

桜の開花宣言！！　春の選抜高校野球開幕！！

いよいよ春です。そして、復興ののろしです。

不思議なもので、桜の開花や高校野球が始まれば、春到来！！という気持ちになりますし、新年度の始まり！！というフレッシュな気持ちになれます。

長年築いてきた中から産まれてくるこのフレッシュな感覚が、復興へののろしになればいいな～と思います。

前向きな気持ちになれる・・・それは、とっても大切ですよね。。。

今まで、入学式を４回、入社式を１回体験しました。新しい環境、新しい顔・・・新しい仲間と出会い、共に勉強し、仕事をする事は、とっても嬉しく、恥ずかしく、緊張感満載の時です。だからこそこの時を、

心機一転　の時とし、昨日の高校野球の選手宣誓で述べられた『仲間・乗り越えよう・・がんばろう！日本！！』これを合言葉に

前に！前に！進みたいと思います。

息子が長崎諫早に入寮してから今日で丸１年になります。

長い１年です。

去年のあの日　と　今年の今　・・・　どれ位成長したでしょう？？そんな事を、彼も考えているでしょうか？

今回の震災で、私の身近に、大影響を受けている先輩がいます。日曜日に激励会を開きましたが、何とか踏ん張って頂きたいと思います。その先輩には、高校生の息子がおり、高校野球をしています。その息子が、『俺、野球辞める』と母親に言ったそうです。父が苦労している姿を見て、野球どころではない・・と言う事でした。

その話を聞き胸が詰まりましたが、何とか息子が高校野球を全うできる支援を、その場にいた皆でしよう！！と・・・

その後、我が息子とその話を電話でしました。

野球が出来る幸せ・・・　自分のしたい事が出来る幸せ・・・

平々凡々と生活できている幸せをかみ締め、感謝し、時を大切に使わなくては・・・と話し合いました。

あれから１年経ちましたが、今もなお、同じ話をしている親子です。

いつまでも、いつまでも、忘れる事無く、足元を見つめながら、前に進んで生きたいと思います。

昨晩、仕事が終わり、車で帰宅している時の事です。

今日の東北、今日の原発、今日の静岡は今・・・を知りたいと思い、NHKのラジオを聴いていました。その途中で小学校の卒業式に関するニュースが流れてきました。

式が終了した後、卒業生のお母さんが、先生に向けて挨拶している様子がラジオから流れてきたのです。

『先生達に命を助けて貰ったお陰で卒業できる事になりました。助けて貰った命を、大切に、一生懸命育てていきたいと思います。』と涙ながらではありましたが、先生達に気持ちよ届け！！と伝えておられました。

その瞬間、鳥肌が立ちました。感動です。気持ちが伝わります。

『つ・な・が・る』　　この言葉を大切にしたいですね。今からの日本にとって、この言葉が『合言葉』になるべきです。そう思います。

『あなたが　ただ　傍にいてくれるだけで』　たしか、あいだみつおさんの書いた詩ですよね。

あなた　・・・　私にとって、何人か顔が浮かびますが、やはり、妻・母・子供達の顔が浮かんできます。

ただ　　・・・　 何も言わなくていいから、あなたの存在があるだけでも　と言う言葉が浮かびます。

傍にいてくれるだけで　・・・　手を繋ぎ、横に座ってくれているだけで、その手の温もりを感じる事で安心する。心が落ち着く。

そんな存在に、自分に私はなりたい・・・

世界の人達が、日本人に希望を持って生きて欲しい！！と言うメッセージを送って下さっています。

ありがたい事です。。

今日、ある方が言っていました。

『俺達は、生かされているんだ』と・・・

全く同感です。

何をする為に生かされているのか・・・私の場合、何の力もありませんが、自分に出来る事を見つけ、とにかく、今を懸命に、前向きに生きたいと思います。

大変な事態となりました。

気持ちをしっかり持ち、今年のスローガン『もっと、前に！前に！』を貫かねば！！と自分に言い聞かせています。

金曜日の夜から、気持ちが滅入り、『どうすればいいか？何ができるか？』と沈んだ気持ちの中、時を過ごしていました。

『このままでは、自分がおかしくなる』と思い、トレーニングをする為に、日曜日の日中、中学校のグランドで汗をかき、その後、中学生の野球見学に行き、随分、エネルギーを貰ってきました。

人生・・・の中で、いろんな出来事が起きますが、今回は、ほんとショックです。

その現実の中で、どう生きるか？

まさに、人間見聞録の中で得た『智恵』を発揮する場面がやってきた様に思います。困難な時に、どのような力を発揮できるか？にその人の価値があり、真価の問われる時だと思います。

昨晩、総理大臣が、国民の皆さんにメッセージを送っていらっしゃいました。『国民の皆さん、腹を据えて、この難局に立ち向かう決意をして欲しい・・』と。

これからの復興や、今後の経済的影響、他の地域への災害の波及等々、きりが無いくらい、いろんな事が、国民全員の肩にのしかかり、目の前の事象として襲ってくるかと思いますが、このピンチを、チャンスに変えたい・・ですね。。。

事象的に、『ピンチをチャンスに変える』の動きが、いろんな地域でもう既に出てきている様に思えますし、同じ日本人の為に・・として、まとまろうとする動きもある様に思います。何とも嬉しく思います。ドイツに行っているサッカーの内田選手が、日本の人達に向けて、ユニフォームにメッセージを書き、送っていました。あんな光景をみると、涙が止まりません。

また、アメリカや韓国をはじめ、多くの国々の方々が、日本に支援の気持ちを差し伸べて下さっています。テレビで見る光景を見るにつけ、『ありがたい・・』と思います。

この多くの人達の気持ちに応える為にも、今回の災害が、数々の災難を乗り越え、豊かな日本を創ってきて下さった先輩達の様に、我々年代も１つになって前に進まねば・・と思います。自分１人で出来る事は、ほんの僅かな事でしかありませんが、多くの方々と繋がって、このピンチをチャンスに変え、お役に立ちたいと思います。

どうぞ、皆さん、宜しくお願いします。

毎日、いろいろな事を行っています。その過程では、瞬時に選択を行っています。

その選択の基準・・・これによって、その後執る行動が全く違ってきます。

私は、１つの選択を、いろいろな角度から考えて、最終的に自分と向き合い、自分を質した中で、ある決断を下しました。

その最終的な決め手になった基準は、『ピンチはチャンス・ピンチは、自分を成長させるチャンス』です。この事を教えてくれた福島社長、感謝申し上げます。

本当に容易ではないチャレンジだと思います。周囲からもそう言われる事が多々あります。しかし、何故か、その方向を選びました。自分でも不思議ですが、その方向性を選ぶ事が、自分の心とフィットできるんです。

今、４４歳ですが、まだまだ成長する伸びしろはあると思います。生涯、成長できる・・・と思いますので・・・

どこまで出来るか？の自分に対する期待、こんな事を任される様になった嬉しさ、本当に出来るだろうか？の不安・・・入り混じりますが、心のフィット感を大切にしたい・・と思います。

来年の今頃、ズタボロになっているかもしれませんが、今よりも成長している自分でありたい・・と思います。。。