人間見聞録・・今の職を辞する事とは。。。

昨夜の島田紳助さんの芸能界引退報道は、ビックリニュースでした。

一方、政治では、菅内閣の総辞職を前提に、民主党の代表選挙立候補報道が熱を帯びてきました。

辞する・・これについて昨晩ちゅっとばかり考えていました。

今の自分に、仕事をする事から引退する・・その基準を明確に持っているか？　この俺は？？

紳助さんの引退コメントの中に、「若い人達に、示しがつかない。自分の様な過ちをして欲しくない」という発言がありました。一方、菅総理は、「震災、福島原発に関して、一定のメドがついたら、若い人達に、責任を継いで頂きたい」こう言われました。

辞する・・この行為は、人から促されて・・　という側面もあるかと思いますが、最後は自分で決める事です。これは、自分自身がどのような哲学を持ち、どの様な理念があり、どんな死生観を持ちながら生きているか？それによるんだと思います。

ある方はこう言っています。「私は、子供達から好かれる様になったら、引退しようと考えています。その地点が、監督としての引き際だと思います。」またある方は、「時代を見た時、ここまで行っておけば、次世代の人達が困る事はないだろう。その地点が引き際だと考えている。」

人それぞれの引き際を持ってらっしゃいます。

どれが良くて、どれが悪い・・　そんな話ではないと思いますが、共感できるかできないか？はありますよね。。

私は、「子供達に好かれる様になったら引退しようと考えています。」というこの基準、考え方が自分の考えと同じ考えだと思っています。

今まで、いろいろな先輩を見させて頂きました。

この歳まで何故人を育てる事もせず、権力にしがみついているんだろう？？？という人を何人も見てきましたし、今も見ています。７０歳を過ぎ、何故、次の時代を担う人間の育成を行わず、自分・自分としがみつくんだろう？？？そう思います。それだけ人間は、欲深い生き物なんですね。。自分がするべき役割が見えなくなり、我欲に走る・・そんな状態になってきたら、自分では自分をコントロールできなくなります。従って、周囲に大変ご迷惑をかけるだけですから、ここは、一線から退いて頂かないといかん！！と思います。

私は、まだまだ自分の使命、役割を持っていません。そして、それだけ自分に厳しくありません。だから、自分の仕事とその質の基準が決めきれていないように思います。

今自分に足りない事を気づかせてくれた昨晩の出来事でした。。