人間見聞録・・期待に応える

皆さん、こんばんは。

今日の福岡地方は、快晴で、心地よい天気だったようです。私は、建物の中に入り、ずーーーと仕事をしていましたので、体感していないのですが、外から来る人、来る人、みんな一様にそうおっしゃっていました。。

長崎日大高校野球部の皆さん、今日の勝利、おめでとうございます。。明日は仕事を休むので、応援に行く事が出来ます。昨年の借りを返し、地区優勝して県大会に行きましょう。

山口県では、早トモ高校が、県優勝をし、中国大会に出場する事が決まったそうです。

全国にはたくさんの凄い選手がいます。。世界となればモットです。。先を見つめながら、今を、今を懸命に戦おうではありませんか。。

さて今日は、期待に応える。。これについて書きたいと思います。

私達の仕事は、医療・介護・生活に関する様々なサービスの提供です。ドクター・ナース等々、いろいろな職種の人がチームを構成して、お客様からの期待を上回るサービスの提供を行う事にあります。

31年前、ホスピス・・全人的医療と銘打ち、命の質を高める事を求めて・・終末期医療サービスの提供を始めました。

その当初は、地域から「あそこは死にいく病院。何で、私の家の近くでこんな事をするのか?赤字なのにこの事業をする意味があるのか?」等、それはそれは苦しく、耐え忍ぶ状況だったと聞いています。その様な周囲の状況下でも、そのサービスを求めて訪ねて来られるご家族やご本人の切なる想いを伺う中、周囲の声に負けるわけにはいかなかった。目の前にいるその命ある人、ご家族のお役に立たねば・・その想いが積み重なり、現在では、全国各地からのご応募を頂いている状況になっています。

そんなブランド化したサービスがベースにあり、その中で行う介護サービスは、そのベースが高い為、期待と実力がアンバランスな状況にあり、その期待に充分お応え出来ていない・・そう思っています。気持ちは充分あるのですが。。

その様な状況下、この8月より始めたサービスがあります。今月は、祝日に営業するかどうかの判断をする為に19日と23日の両日も営業する事にしました。お客様からの要望として、休日も行なって欲しい・・と云う声があったからです。

19日の営業日、とある杖歩行の女性が、ゆっくり正面玄関から入ってこられました。気品あるお姿で、とっても穏やかな表情をされ、ときより見せるその笑顔は、安らぎで包んでいただけそうな感じです。

「〇〇さんは、どうしてこのサービスを受けようと思われたんですか?」「私は足が悪くて、いろいろ治療をして貰ってきたんですけど中々良くならないんです。足が良くなって、主人と旅行に行きたいんですが、中々・・。そんな折り、おたくの〇〇先生から、このサービスをうけるといいよ。。と薦められて、覚悟を決めたんです。」「そうですか、ご主人との約束が叶うといいですね。お役に立てればと思います。どうぞ、ごゆっくり受けられて下さいね。。」

私はそう言い、こっそりと+αのサービスを付加させました。「まあ、嬉しい。。」〇〇さんは、気は心。でした私のサービスを喜んでくれました。

その日は、その方を含め、ごく僅かな方しかお見えにならず、「23日に営業をしてみて、今日と同じようであれば、祝日の営業は見送ろう。」そう思い、今日23日の営業を迎えました。

長崎日大高校野球部が勝利してから数時間の間、19日と同様の結果でした。「天候も良いし、連休初日だし、来月からの祝日営業を見直そう」そう思っていた時です。

〇〇さんがお見えになりました。

「〇〇さん、いらっしゃいませ。。お待ちしておりました。」「あら、そう言って迎えて頂き、ありがとうございます。」

そんな会話をしながら、サービスの手続きを進めます。

「所で〇〇さん、祝日にこのサービスがあった方が良いですか?」とザックバランに伺ってみました。すると、「はい。ないと困ります。前回このサービスを受けて、調子が良くなりました。ホントに〇〇先生には感謝しています。だから毎日でも伺いたいんですが、ここまで来る手段がないもんですから、主人が休みの時じゃないと来れないんです。だから祝日に行なって頂けると、とっても助かります。」そう言われました。

この事業を行う目的は、病気予防や自らの体が持つ力を再生させ、少々の事で病院に行かなくて良い様にし、いつまでも元気で、自分のやりたい事が出来る状況を創って頂きたい・・ということでした。

一方、経営という観点もあります。

〇〇さんから気持ちを伺うまでは、99,9%、祝日の営業を辞める・・そう決めていました。しかし、〇〇さんの話を伺い、〇〇さんの希望は、私達が提供したいと思っていた対象の方であり、事業目的通りです。ましてや、ご主人と旅行に行く目標の話も伺っています。

今、私の中では、どの様にして、〇〇さんの期待に応えようか?

それで悩んでいます。今の正直な心境で言うと、99,9%、営業する・・になっています。ただ、数字の面もクリアしないと気持ちだけでは出来ません。その相反する両方を、どのようにしてバランス良く達成するか??

営業を辞める事に考えが及んでいただけに、私の中に芽生えた、〇〇さん夫婦が、笑顔いっぱいに幸せな旅行をする姿をイメージした物語を実現させたい・・ で格闘しています。

そうすれば実現できるか?

1つ1つ丁寧に解いて行き、模索して行きたいと思います。

この積み重ねが、いつの日か、期待に応える事のできる・・に繋がると信じて。。

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 8:39 PM  Comments (0)
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