人間見聞録・・2人から始まるストーリー
皆さん、おはようございます。
今朝の福岡地方は、昨日と同様暖かい朝を迎えました。今日は、少し体がダルイ感じです。
昨晩、管理者研修を終え、医療介護施設かめやまに戻り、ヘルストロンコーナーの受付業務に取り掛かろうと正面玄関付近に向かいました。
すると、玄関付近に人影が・・・
何と、安息のご入居者Aさんがいるではないですか? 「Aさん、タバコは吸い終わりましたか?」「いいや、まだ吸っとらん。あんたが帰ってくるのをまっとった。」こうきたのです。
「Aさん、嬉しい事を言ってくれるじゃないですか。。」と心でつぶやきながら、
「そしたら、吸いに行きましょうか?」「おお。。」
Aさんのタバコを保管している2Fに一緒に向かいます。ヘルストロンコーナーは、PTの吉永君にお願いしています。
途中、「Aさん、今日の一杯は終わりました?」「それが酒がないだ。買ってくるというんだが、まだ買ってこん。」
私は、Aさんのご家族が買ってくるもんだ・・と思っていましたが、何と、我々のスタッフが買いに行きます。。と約束していたようです。それで、2Fのステーションに行き、1,000円を頂き、Aさんと一緒に酒屋に麦焼酎を買いに行く事にしました。
寝酒に一杯。。
90歳になるAさん。永い事、寝酒で一杯。こんな生活をしていると、入居前より伺っていました。このリズムが崩れ、落ち着かず、不安が広がり、認知症が進む事を心配します。
酒屋に着くと、喜んでいるAさんがよくわかります。そそくさとお店に向かい、焼酎コーナーでいろいろな酒を眺めています。その中から1本を選び、いざ安息へ。。
そこから2Fの喫煙所に向かい、Aさんと(^。^)y-.。o○しました。
「うちはね〜 正月にはひ孫まで合わせて17人が我が家に集合し、大いに盛り上がる。」と、三日月を眺めながら、穏やかにお話を始められました。「Aさん、そしたらお年玉だけでも凄いお金が必要になるでしょうね。」「そうだよ、嫁いだ娘まで・・・」
「かないと最近も話したんだけど、俺達が結婚し、毎日いろんな事があり、それに一生懸命対応し、気がついたらこんなに多くの子孫が出来た。幸せなことですわ。。」
私の胸に、この事をしみじみと話すAさんの気持ちが直入され、「俺はどれ位の子孫を残す事が出来るだろう?」って、初めて思いました。
実はAさんの奥さんは病院に入院しており、近じか、Aさんの住む安息で、夫婦みずいらずの生活が始まります。奥さんに、とっても優しいAさんが、奥さんと生活を共にし始めた後、どうなるか?がとっても楽しみです。
「2人から始まった人生。今、17人の子孫に囲まれ幸せです」
このセリフを聞き、何ともボンヤリとしていますが、今の私には、とっても記憶に残るセリフでした。。
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