人間見聞録・・時の流れを感じつつ〜

おはようございます。
夏本番! いよいよ本格的な夏がやってきました。セミ君達は、今朝も元気が良い様です。。

長崎県の代表校が決まりました。準々決勝で敗れた佐世保実業高校です。是非、長崎県の代表として、粘り強い戦いをして欲しい・・と思います。
今後、各県の代表が続々と決まっていき、いよいよ8月8日より、夏の全国高校野球選手権大会が始まります。
楽しみです。。今年は、開会式を見に行く予定にしていましたので、人生初の開会式に参加してきたい・・と思います。

話は変わりますが、昨日、RKBでハーバード大学の教授の方が講師を努め、議論する番組が放映されました。
この講義は、我々日本人が、昨年の3.11を体験し、悲観的になったか?楽観的になってきたか?から始まります。
悲観的になった。という人の意見として、人生設計を見直さないといけなくなった。政府が信頼できなくなった。等がありました。一方、楽観的になった方の意見として、今までにない議論が産まれてきた。互いにわからない者同士が、意見を述べ合い、わかり合おうと、合意しあおうとし始めた。これは、社会的な成長に繋がる・・と思う。だから、前向きに捉えている。という様な内容でした。
また、日本の超高齢社会において、何人の若者で高齢者を支えているか?から始まる議論では、現在の2,4人で1人を支えるこの現状を、どのようにして改善した方がいいだろうか?アイデアのある人は挙手を。。という議論の中で、1つ興味深い話しがありました。

それは、移民を受入れ、労働者を増やす・・という事についてでした。
ある女子高生らしき方は言います。『日本の今までの文化上、移民という受け入れ方ではなく、就労という事でうけいれるべき』という日本人としての・・日本の文化が・・という側からの主張でした。それに対し、ある若い学生さんらしき方は、『日々、変化するこの世の中。出会いにより人間は成長する。現在は、世界は1つ・・という経済状況でもあり、地球温暖化を含め、地球規模で物事を考える時代である。その中で、違うモノと出会い、違う考えと触れ合い、議論しながら合意していく事で、その国の文化が発達し、その国に生きる人の人間力も成長するのではないか?』という様な意見がでました。

新しい何か・・と交わる事に対する抵抗を感じる方は多いんだと思います。しかし日々変化する社会。。一体何を守るのか?
守る・・という事は、どういう事でしょうか?

野球でも『うちのチームは、守り勝つ事を信条としています。』という監督さんがいます。この守る・・は、どういう事なのでしょうか?

録画番組でしたから編集がなされていたと思いますが、昨日の番組内では、ここまででとどめていました。
この様な議論は、とっても大切ですよね。。何が正しくて、何が間違えってるとは言えません。。その双方の意見があるという事実。。
だからこそ、意見を伝え合い、議論する事は大切な事だと私も思います。
そして、そういう環境を創る事は、もっと大事だと思います。。互いが、互いを尊重し合う関係性の中で産まれる議論であれば、とっても生産性があります。。しかし、罵り合ったり、否定をし合う様な議論とは言えない議論をする環境であれば、感情論となるだけで、生産性のない場となるでしょう。。
その場を設定し、仕切る役割の人がとっても重要になりますよね。。

私が大学生の時は、この様な番組はなかった様な気がします。そして、私が学生の時より数段、今の学生の方がしっかりしていますし、良く勉強し、考えている様な感じがします。
当時、アルビントフラーの『第三の波』を読み、自分はどう生きる?日本とはどんな国で、どうすればいいだろうか?・・それを良く考え、生きる道を決めた積もりでした。が、今の学生さんの持つエネルギーに、頼もしさと勇気が湧いてくる感を持ちました。

いつの時代でも、若者が持つエネルギーが、その国のエネルギーを図る尺度の様な気がします・・が、昨日の番組を見て想うのは、私達の時より、数段、今の学生さん達の方が、良いエネルギーを持っている様な印象を持ちました。。

時は流れました。いつの間にか、こんな感じ方をする様になりました。
子供が大きくなり、テレビで見た方々と同じ年代になってきた今、若い人に対する見方まで変わってきています。

『時の流れに身を任せ、その時々に感じた事を、今という田に植え続ける事に、一生懸命になれば良い。。』

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 9:02 AM  Comments (0)
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