ラインをひく事。
ラインをひく。。
難しい事です。。
息子が小学生・中学生で野球をしていた時、グランド整備等、父親が行なっていました。。その際グランドにラインを引くのですが、糸をひき、その糸の上にラインを引いて行く事は比較的簡単です。子供達の良いプレーが見れ、ケガをしませんように!と祈りながらそのラインを見つめて引いて行けば良いです。しかし、糸がひいてない場合にラインを引く事はとっても難しい事です。。難しい・・と言っている意味は、真っ直ぐラインをひく。という事です。。せめて、ゴール地点が見えていると、平衡感覚を多少なりともきかせながらひく事が出来ますが、それもないと、至難の技になります。
これを人間同士で行う事業・・ という事に置き換えて考えた場合如何でしょうか? また、地域・・という単位で考えた場合どうでしょう?
理念・目的・目標という内容が含まれているライン・計画書を共有せず、思想・哲学・文化・生活背景・知識・経験が違う者同士が同じライン上に立って仕事ができるでしょうか?
現在、医療・介護における政策は、地域包括ケアの時代に入っています。
自ら助くる自助をベースに、地域人が、地域で医療・介護で困っている人を助くる互助を乗せた自助・互助が土台になった仕組みです。この場合、その地域で生活する方々が同じライン上に立つ事がとても大きなファクターの1つとなります。
現在、こういう時代に入っている事を知らない地域人が多くいると思います。この時代に入り、2年目を迎えていますが、まだまだ多くの方がそれを知りません。。そういう状態が決していいとは思えません。。
医療・介護に従事する我々は、まず、これらの事を行政と連携しながら、地域住民に伝えていく必要があると思うのです。そして、それを伝える際、地域人が生活をし、歩みやすい様に、ライン(計画)を引いている事がとても重要だと思います。。
これは会社で事業を行う際も同じだと思いますが、何をするにもこの『ラインをひく』という事がキーになると思います。。
ラインにも、細く真っ直ぐ・・なモノもあり・・・ 太く真っ直ぐ・・なモノもあり・・ ちょっとばかり曲がりくねったモノもあり・・・
当初は、太く階段を昇る様なラインなのですが、結果的には、多くの地域人と共に、軌道修正をしながら前に進むと思いますので、太く・曲がりくねったラインになっているんだろうと思います。。
ラインをひく事は、人々のエネルギーを集約し、結集して前に進めて行く為に、必要不可欠な事なのだと思います。
今年の夏、・・第一次ラインびき・・ を行う予定です。。
これからの時代、多くの人とあい集い、どれだけエネルギーを結集できるか?そして前に進めるか?
それぞれが、得意不得意がある中で、多種の個性をどう結集できるか?
プロデューサーやディレクターの役割が大きくなりますね・・
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