再会

この週末は、濃い時間を過ごす事が出来た。

私が30才の時、外断熱工法による住宅創りを目指して、ネクステップの真砂社長と2人で建築事業部を立上げ、外断熱工法推進を行なっていた。ちょーどその際、父が後2ヶ月・・という宣告を受け、栄光病院のホスピスに入院させて頂き、家を病室に持ち込む・・という考えで新たな生活もスタートした時だった。

当時ネクステップにいた先輩諸氏の方々から『親父との別れが近いんだろう?俺なら、一緒に残された時間を過ごすけどな・・』と言われた一言が胸に突き刺さり、真砂社長の了解を得て、私も病室生活を送る事が出来た。

親父のホスピス生活の中、下稲葉先生との出会いがあり、沢山の得るモノを頂いた中、建築・不動産・介護を融合させた仕事がしたい!そう思う様になり、段々とその想いが強くなっていく中、真砂社長とすれ違いが出てくる様になっていき、ネクステップを退社する。。という過去があった。
真砂社長からすると、何も変わらず、外断熱を推進するんだ!との想いを強く持ち続けているのだが、私に変化が出たため、結果的に真砂社長を裏切る様な事になってしまった。

あれから十数年。

子供の成長と共に、当時指導していただいた事が脳裏を横切る。。そしてまた、真砂社長の心中が解る様になってきたここ数年、感謝の気持ちが凄く湧いてきていた。

夏と冬、その気持ちを少しでも伝えたい・・ そう想い、心ばかりの品物を贈っていた今年の初めの事だった。
『今年は是非会おう!』との年賀状を頂いた。。

そして土曜日。

薙野君のお店である西中洲『なぎの木』で、当時新入社員であった青木君と3人での再会を果たす事が出来たのです。。

あれから・・

という話を真砂社長から伺いました。

そして、人が育つ事を『待つ』という、この・・待つ・・を行い、崖っぷちから押し返した今を振り返っていました。。この『待つ』という事が中々出来ません。ここで書ききれませんが、相当な試練を自分にかし、それを乗り越えてきた真砂さんに、心から『尊敬します』と素直に言えた自分に驚くと共に、やはり何でも話せる人だ。。との信頼を胸に抱く事が改めて出来る様になれた事を嬉しく思いました。

溝があり、わだかまりがあった十数年の歳月。

しかし、その雪もこの日で溶け、乗り越えた感を持つ充実した時をおくる事が出来ました。

翌日は、奥さんが経営するコーヒーショップ『かほり』へ。。これまた久しぶりの再会です。。

生きていて良かった。もがきながらも前に進んで良かった。そして、今年のスローガン『待つ』を実践してきた真砂さんとしっかり通じ合え良かった。

ありがとう。。誰に彼にはわからないが、ただただ そう言いたい。。

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 7:53 AM  Comments (0)
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