利用者さんとの関わりの中から・・

先日、とある利用者さんから・・

『ねえねえ、今度、うちのトト様とカカ様におうてくれん?』と言われた。

その方とは、脳に障害を持ってらっしゃり、良くお話を聴かないと、聞き取れなかったり、話の文脈がわからなかったりする。

 

〇〇さん・・ とその方の苗字でお名前を呼んでいたら、いつもよそよそしい会話であったため、その方の名前+お姉さんをミックスさせた呼び方に変えた。。それが的中し、随分とコミュニケーションがとれる様になり間がちじまった。

 

『おうてくれん?』と言われ、内心嬉しい気持ちが沸き上がる。

本能の部分で必要とされた。。と、介護職でもない私が自己流での付き合い方でこう言って頂いた事にとっても嬉しく思った。

 

それから数日後・・ リハビリに向かうその方と偶然廊下で出会った。

私の顔を見るなり・・

『おとうさん・・』そう言った。

何か聞き間違えたか?と思い、リハビリスタッフに『今、おとうさんって言った?』と聞くと、笑いながら・こっくりと首を縦に振る。

『この間、結婚しようって言ったじゃない〜』。。

 

同じ日、またまた廊下で出会う。。今度は・・

『飛びつこう事ある』

 

1回1回、私の役割は変わる。。まさに俳優にならねばならぬ。。そう感じる。。

 

利用者さんの中にある私。。私の中にある利用者さん。。

 

人によっては毎回違う事を意識しながらお付き合いする事を、日々学んでいる。。

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 7:06 AM  Comments (0)
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