『あなたなら・・どうする?』

今朝ラジオで、とある事件を伝えていました。その事件とは、駐車場に車を駐車していた人が、飲酒をし、そのまま自分で車を運転して帰ろうとしたそうです。そして、運転開始直後位に、駐車場内の車に当て逃げをしていたそうです。車を当てられた方が、警察に通報し、当てた車の運転手が逮捕されたのです。

事件は、これだけでなく、何と、その車には、警察官である同級生が同乗していたそうです。その警官は、運転手が逮捕される前に逃走し、翌日、何食わぬ顔で、出社していたそうです。結局その警官も逮捕されたのですが、私は、このニュースを聞いて、いろいろ考えさせられました。

この運転手と警官は同級生で、まだまだ年齢は若く、20代前半です。本来であれば、警官である(仮にAさんとします)Aさんが、運転手である(仮にBさんとします)Bさんに、『飲酒運転はいかん。代行で帰ろう!』と、何が何でも、有無を言わせずそう行動させるべきですよね。しかし、今回は、そうではなかった。

生きていく上で、いろいろな考え方があろうかと思いますが、ここでは、対照的な2つの考え方を述べます。皆さんは、どちらですか?①人の顔色を伺いながら、人からどう思われるか?を基準にし、空気を読む・・と言う事を基本とした生き方。ある意味、自分の心に嘘をついて生きる生き方と、②自分のものさしがあり、人は〇〇と言っても、自分は、熟慮した末、こう思う。と自己決定し、自分の意見を言い、行動が出来る。

私は、①でいたように思います。しかし、そんな自分が嫌でしょうがありませんでした。自己改革し、今は②の生き方を意識しています。

これは私の推測ですが、その警察官は、①の生き方なのでしょう。もし、②の生き方であれば、良くも悪くも逃げたりしないと思います。また、そもそも飲酒運転をする同級生に対して、明快に進言し、それでも言う事を聴かないなら、逮捕するか、1人で帰ると思います。

今、この①的人間が多い様です。

昨日、カンブリア宮殿を見ましたが、物語コーポレーションの小林社長が登場されていました。この会社は、業績も右肩上がりだそうなのですが、この会社に就職したい学生の数がとても多いと言う事や、外食産業における離職率が、平均25%だそうですが、この会社は、7%らしいのです。それ位、この会社のファンが多いそうです。そのトップ小林社長は、全国の会社説明会に行き、直接学生さんに語りかけるそうです。それは、会社の説明とかではなく、小林社長の人生物語を語るそうです。

その中で、意思決定を出来る人間を創出したい。とおっしゃられていました。小林社長自らが、①人間だったのが、それではいけない。という事から、②人間になり、②人間を創出する事がいかに大切か?を考えられ、学生さんには、その過程をお話されているようです。この話を聴いた学生さんは、この会社、この社長さんの下で頑張りたい・・と2時間半前とは、打って変わった話をされていました。

また、この会社が経営する店の店長(社員さんで、20代の方)さんは、人事権や予算きめも任せられ、まさに店長は、一国一城の主であり、自分で意思決定できる運営の仕組みになっていました。ユニクロの柳井社長が、『我々は、いかに個人事業主を育てれるか?ここにかかっています。』という考えを言われました。私も同感です。その考えと意識が当たり前になる必要があると実感します。そうでなければ、国情は良くならないと思います。

私達NPO法人笑老ライフ研究所では、『笑老ライフ大学』を運営します。これも、上記と同じ考えですが、『個』にスポットを当て、『個』がリーダーとなり、主体的に、意思決定しながら生きていける様にする。その効能を出したい!とする目的があります。年をとり、病気になれば、希望がなくなり、気力がなくなり、身も心も衰えてきます。そこに、この大学が、『人間見聞録』と題し、その方の持つ『智恵・経験・特技』にスポットを当て、その方を引き立て、その方から学んでみたい・・と言う学生さんを見つけます。その様な大学です。

今、まずは、個人が立たないといけない状況ではないでしょうか?これは、自分だけが良ければ良いという考えではありません。全体の事を考えた際に、個として立つ必要があるとの考えです。とても大事なポイントの様な気がします。

皆さん・・この機会に、皆さんも自問してみては如何でしょうか?

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 9:50 AM  Comments (0)
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