原点は何か?・・・

昨日から今日にかけて、『原点は何か?』その違いは余りにも大きい・・・と言うお話を伺いました。

昨日は、親御さんを介護し、そのおつとめが終わり、そこで積み重ねた経験を活かしたいと言う事で、介護事業を行う上で・・・と言う相談の中で、『原点』のお話がありました。今日は、社会福祉法人の常務理事さんとの会話の中で、『原点』のお話がありました。いずれのお話も、何の為に・・その仕事を行うのか?その動機により、仕事ぶりも含め、大きな差が出てくる・・・という内容でした。

私も、その通りだと思います。目的が違えば、結果も違います。これを同じ目的に揃える事がとっても大切な事ですが、中々できていない事でもあると思います。

私が20代後半の時に、福岡で行っているアジア太平洋こども会議・IN福岡のお手伝いを少々させて頂きました。この会は、福岡青年会議所が、平成元年に企画主管し行ってきた事業になります。

日本は、いろいろな物資を、海外に頼り生活をしています。そんな日本が、平成元年の頃より、今後、少子高齢化社会になるといわれていました。その中で、日本はどうすればいいのだろうか?と考えた時、アジアからの玄関である福岡が、アジアのコミュニケーションリーダーとなり、アジアの各地に、人と人のネットワークを構築しよう!!と言う趣旨でスタートしたのが、この会だと理解しています。この企画には、福岡県・福岡市・福岡の各企業さんが、お金と人を出し、アジアの44ヶ国から11歳の子供達を、福岡に2週間招待します。最初の1週間は、海ノ中道で共同生活をし、後の1週間は、福岡の各地で、ホームスティーをし、交流をはかります。この事業は、開始から20年を過ぎ、最初に福岡に来た子供達の子供が、今福岡にきている事もあるそうです。また、この会の事務局が、それらの国々に出来ている様な状況です。

私はこの会に、仕事が終わって参加していました。日中は、仕事。夕方以降は、こども会議。

ここで体験したのは、仕事の時は、会社の人が、いろんな目的を持って働いていましたが、こども会議は、みんな同じ目的を持ち、同じ方向に向って進んでいました。従って、事を成し遂げた時の充実感やそれを達成する為の、組織的なモチベーションが、全く違っていました。だから、こども会議は、この様に発展しながら歴史を積み重ねていると思います。ちなみに、その当時の私の職場は、グループ企業に吸収合併されました。みじめです。

何故、会社で、こども会議の様な組織ができないのか?当時の上司に食ってかかったことが何度もあります。これは、おかしいですよね!!

今、業績の悪い会社は、ここで悩んでいると共に、ここを解決できていません。または、ここに気がついていないかもしれません。ここを解決しない限り、中々前に進む事が難しい・・と思います。

大きな組織 ・ 小さな組織がありますが、その大小ではなく、人を一に出来る思想と実践が、その会社内に存在するか?それを経営者が忠実に守り、進めようとしているか?ここがポイントの様に思います。

仕事のかかわりの中から、原点の話を伺い、再確認した今日でした。

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 2:57 PM  Comments (0)
トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメントはまだありません »

まだコメントはありません。

コメントをどうぞ





(一部のHTMLタグを使うことができます。)
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

CAPTCHA