スタートライン。
おはようございます。
蒸し暑い朝を迎えた福岡です。
7月8日から3日間、私の死生観を見つめるワークショップに参加させて頂きました。
ファシリテーターは、下稲葉かおりさんです。下稲葉康之先生の長女さんで、現在はオーストラリアのモナシュ大学で活躍されています。
今回のこのワークに参加された方のほとんどがナースでして、ホスピス・緩和ケア病棟に勤務する方々でした。
自分を見つめるこの3日は、この仲間達がいないと乗り越えていく事が不可能でした。この仲間達がいたからこそ乗り越える事が出来たと思っています。ただただ仲間達に感謝感謝です。
私の頭が大きく揺れたのは、2日目でした。モリー先生の本を読み、それについてグループでワークをする時でした。
私の中に、今まで放置されていたある言葉が蘇ります。
『鷹尾さん、幸せの意味がわかりますか?』
18年前に父が栄光病院のホスピスに入院した際、下稲葉先生からかけて頂いた問いかけです。
私は答える事が出来ませんでした。
頭で考えました。そして、『先生、わかりません』と言ったのではないかと思います。
そして、父が亡くなる数日前、『鷹尾さん、幸せの意味がわかりましたか?』とまたもや問いかけて頂きました。
それに対し、わかったような事を言ったような記憶があります。
しかし実はとって付けた様な事でした。実は何もわかっていなかったんです。
その時素直に『先生、なぜその様な質問をするんですか?』と聞かなかったんだろう?
なぜもっと真摯に向き合わなかったんだろう?と、いまさらながら思います。
このワークで、仲間のお陰で、気が付いた事がありました。
それは、私自身が『明日もある』と思っていた事でした。
そして思考の根底が『ある』なんです。
だから今まで何かしっくりこなかったんだろうと思いますし、心から今に感謝出来る人ではなかったと思います。
でもこのワークを通じて『ない。0なんだ。目に見えないモノに真理がある』と腹からそう気づきました。
すると、今、ここに命を頂いている事にありがたい(有難い)と思えます。
嬉しい事です。。
とても嬉しい。。
18年という歳月が過ぎましたが、ようやくスタートラインに立てた感じです。
ありがとうございました。
笑老ライフをおくるスタートラインに立てた様な、そんな気がしています。
では。。
まだコメントはありません。