昨日の窓から
おはようございます。
今朝も綺麗な朝焼けを見る事ができた11月7日水曜日です。
いよいよ今日、入居者のSさんが引越しをされます。かたい握手をしました。
頬を伝うものが流れ落ちそうになりましたが、最後はまた逢う日まで・・ と声を掛け合ってお別れしました。
出会いがあれば、別れもある。
生きていれば常にある事ですが、やはり別れはつらいです。
また逢う日の事を考えます。
昨日は、人生を考えた1日でした。
送迎中にラインが入り、
『〇〇さんのお母さんを助けてあげて欲しい』というメッセージでした。
送迎が終わり、関係各所へ連絡をとりだいたいの段取りを済ませた後、とある町内会長様から嬉しい連絡が(^^♪
そして種々あった後、池田さんから連絡が入ります。
『おっ、元氣にしてる?』
『元氣ですよ』
『実はね・・』
と、共通の友人である富永さんのお母さんの件でご相談でした。
そして15分後、池田さんと富永さんが来所されます。
富さんとは10数年ぶりくらいの再会です(^^)/
懐かしい・・(^^♪
ホッ・・とする人なんです。この富永さんは。つい甘えてしまう。
『富さん、今、何をしているんですか?』
『あれからズーーーと山の事をやっとるよ。池田さんが辞めたらいかん!!と言うんよ。だから・・』
会社の名前は『山繕』と書いて、ヤマゼンでした。代表をしています。
富さんとは、私がネクステップで外断熱住宅を創っている時にずいぶんと一緒に動いて頂きました。私たちが使用していた木材が、当時富さんが関わっていた熊本は多良木の燻煙木材でした。
お客様家族と一緒に多良木まで行き、どの山のどの辺りで育った木を使うのかを現地の山に入り説明します。
その際、山に入るのですが、その山の中は腐葉土状態にあり、山道にクッションがある様な下地なんです。その腐葉土クッションの上を歩きながら使用する木の状態を説明します。
これは手入れをされた山でないと出来ない事なんです。
その山から伐採された木を材木所に運び、燻煙化する過程を説明します。そしてプレカットする過程等、すべてを見て頂きます。
その上で、材料費・伐採費・運搬費・管理費等、見積もりを提示して頂くのです。
そこで出た見積もりは、事前にお出しさせて頂いている請負金額のどの部分にあたるのかを説明し、納得していただければそのまま前に進んでいくというシステムでの運営です。
お陰様でだいぶん喜んで頂けました。
建築中も、ご家族でトンカントンカンして頂き、ご自分の家に愛着を持って頂く工夫をします。そして庭創りも一緒に行い、この家に愛着を感じ、家族での共同作業を行った事で、より強い絆を創って頂いて入居をして頂く方式をとっていました。
これは私の思う家創り=家族つくりだったんです。
小学生の時は素直でとても良い奴だった友人が、中学になり突然変貌する事がありました。
何でだろう? ズーーと心残りな事でした。
大学3年の時、社会に出てどんな事をしたいか?
それをズーーと考えていました。
その時出てきたのはその友人の事です。
話を友人から聞くと、親の離婚が原因だったそうなんです。
その時に確信しました。
やはり、社会の最小単位であり、最も大切な社会である『家族』が大事。この家族つくりが社会つくりの中で最も重要だ! そう思いました。
それからはズーーーとその事が頭にあり、家族が1つになるのは子供。この子供を核にした事を通じて家族創りに貢献したい! そう思って、子供のオリンピックへと繋がりました。
そから時を経て、今はそれをもっと突き詰め、笑老ライフに行きついた感じです。
昨晩、NHKBS1で、『在宅死』というドキュメント番組がありました。
その中で、目の見えない娘さんと、肺がんの末期のお父さんの2人暮らしの方を、訪問医が支えているケースがありました。
その娘さんの優しい声、優しい氣持ち。
お父さん
という何とも愛情あふれる声のトーン。
見ていて涙があふれ出ました。とっても癒された。幸せな最期だったろうな・・と心から思えました。
私が目指しているのは、ここにあります。
このシーンと言いますか、こういう姿なんです。
こうある為に、自分がどうあるべきか?
何をすべきか?
考えていました。
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