人間見聞録・・勢生の臭い

今朝、KBCのラジオを聴いていますと、吉永みち子さんがお話をしていました。その内容は『無縁社会⇒ゆるやかな地縁社会』です。お話の中で紹介された事例として、我々、笑老ライフ研究所が行う事業の1つである『高齢者の方の笑老住処化』と同じ様なお話をされていました。東京の方では、高齢者の方の住処を斡旋する会社と母子家庭の住処を斡旋する会社が業務提携し、『高齢者と母子家庭のシェアーハウス』という事が実現されているようです。これについては、いろいろご意見はあるでしょうが、事縁をきっかけとする地縁共同体化は、良い方向だと私も思います。

日本の国全体で、今、問題なのは、『智恵』を産業化する発想が乏しい事だと思います。もし仮に、『智恵』に着目すれば、高齢者の方々の戦力化を考えると思います。そして、高齢者の方々に『終身現場』というライフスタイルを定着させ、歳をとっても今までの経験と智恵を活かして、まだまだ仕事が出来、生産や国に貢献している・・と思って貰いたいのです。そうして収入がいつまでも確保されると、病気・介護になる人が少なくなると思いますので、それらに関する問題が小問題になり、過度な核家族・老老家族・高齢者の単身家族から産まれる孤独感、閉じこもり、無駄な住宅費、電気代、水道代等も小問題化や縮小する為、心も豊になり、縮小されたお金をもっともっと違う方向にかけられると思います。

大分県日田市大山町では、『梅栗売ってハワイにいこう』をスローガンに、当時の三笘町長をリーダーとし、納屋産業を推進されたそうです。そして、農家の1人1人に財布を作り、それぞれ農産物の生産を行って頂いたそうです。その結果、大きな成果へと発展し、農家の方も経済的に発展していると言う話を伺います。また、三世代での暮らしをしている家庭も多くあるとの話も伺いました。それに加え、病気や介護になる人が少ない・・との話も伺います。

やはり、人は、多世代の交わり や 生涯現場・・にいた方がいいですね。

そう言えば、昨日、中国は上海に会社を持つ〇氏(25歳)を紹介して頂きました。今、日本の大学院に行っている中国人です。この青年と話をさせて頂く中で、私が感じたのは、『ぎらぎらとした希望に満ちた勢い』でした。大きなチャンスを掴みかけている彼の内側からほてりでている生の臭いでした。

これもまた、現場・・・にいるからこそ、そのチャンスが巡ってきているのであって、現場にいなければそうなっていないでしょう。

生の臭い・・これは、現場にいるからこそ生まれる臭いであり、そこから生のエネルギーを頂くのであると思います。笑老ライフ研究所は、この『勢生の臭い』が、日本中に生まれる為に、まずは、福岡からこの臭いを産む為の事業をコツコツと行おうとしています。

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 9:48 AM  Comments (0)
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