人間見聞録・・就社活動

今朝のラジオで、福岡県の大学卒の内定率が、40%をきったとの内容でした。

これは学生側に問題があるのか?それとも企業側に意欲がないのか?

私が社会に出たのは、平成元年でした。私の場合は、行いたい仕事がありましたので、それをさせてくれる会社探し・・という観点でしたから就社活動でした。

その当時は、バブルであり、社会一般に売り手市場と言われていたと思います。しかし私にはそんなの関係ねえ~であり、私のアイデアと思いを採用してくれる会社がどこにあるのか???を探す活動です。

活動を始めたのは、大学3年の終わり頃からでした。大学の先輩にお会いさせて頂き、いろいろお話を伺いながら、私なりのやり方をイメージし、計画します。各会社の本、経営者の方が書いた本を読み、リストアップした会社は、52社になりました。いずれも東京本社の会社でしたので、大学4年になり、1週間東京に行き、毎日、本社訪問を行いました。

『こんにちは、突然訪問してすみません。福岡大学法学部法律学科4回生の鷹尾剛と申します。恐れ入りますが、人事担当の方と是非お会いさせて頂きたいと思い、福岡から出てまいりました。人事の方とお会いさせて頂けないでしょうか?宜しくお願いします。』と言う感じで訪問したと思います。

けんもほろろ・・・挨拶程度・・・52社のほとんどがこの様な感じでした。途中、足がすくみそうになりましたが、どうしたら伝える事ができるか?どうしたら話を真剣に聞いてくれるか?と悩んでは新しい方法を考え、訪問していた気がします。途中、本命のある会社に行きました。その時は、人事課長さんが対応して下さいました。その会社の本を読み、とっても憧れを持っていましたので、まずはその事を伝え、その後『私は、家族or子供のオリンピックを御社でさせて頂きたい・・と思い、御社を訪問させて頂きました。御社は、・・・』と熱弁をふるわせて頂きました。しかし、ふ~ん~という感じで、真剣に話を聞いてくださると言うか、若造が生意気に・・という感じが伝わってきました。『くそっ』と思いながらひとしきり伝えた所で、『所で鷹尾君は何か自分の特徴は言える?』その頃、私の中にある特徴と言えば、野球に関する事、数々の故障や怪我、身体障害になった事を受け入れる事が出来た事・・くらいでしたので、それをお話しました。すると、身体障害の点に食いついてこられ、『鷹尾君、福岡に帰ったらすぐ履歴書を送って・・』と言われ、わかりました。と伝えはしたものの、すごく腹が立ち、こちらから願い下げをさせて頂きました。その時は『私や私の考えを採用するのではなく、私の身体障害の事であり、私をモノと見ている』と思ったんです。今は違って、もしかしたら、その身体障害を受け入れた事をプラス査定にして頂いたのかもしれない・・と思ったりもします。

最終的に、とっても縁のあると感じた会社に就社させて頂きました。何故、縁を感じたかと言うと、最終面接に行く為福岡空港の発着ロビーで待っていた所、最終面接を受ける会社の社長が私の横にいるではありませんか??そして、同じ飛行機で東京へ・・帰りも私の後ろにいて、お付の人とお話をされています。この一連の事で、この会社だ・・と決めました。

約3ヶ月の間に、とっても多くの経験をさせて頂いた就社活動・・

今、苦しんでいる学生さんが多くいる事に将来を憂います。

果たして、学生さんに問題があるのか?企業側に意欲がないのか?

本質的な所を解決していく必要があるんではないでしょうか?

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 9:49 AM  Comments (0)
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