不意の質問

先週の土曜日の出来事です。

その日は、肌寒かったのですが、天候もよく、気持ちの良い青空が広がっていました。まさに満点晴天です。パソコンに向かい創造的な仕事を行っていましたが(本人は、創造的にやっているつもりです)、目が疲れてきたので、外に出て、軽い体操を行っていました。『良い天気だな~、来週は忙しくなるな~』とか考えながら、体が軽くなっていってたその時です。

『ぬし、ちょっと聞きたいのですが、哲学とはなんですかね?』と・・・

質問者は、自転車を押して歩く、年の頃では、80歳前後の、小柄で、ふくよかで、綺麗な顔立ちのおじいちゃんでした。

私も言葉につまり、・・・と時間をおいて、『私が思うに、自分に誠実になる為、自我と戦える自分を創る為に必要な学ではないでしょうか?』と、私の中にある哲学に対する稚拙な考えをお話させて頂きました。人生の大先輩からの突然の質問です。ましてや通りすがりの、初めて会う方からの突然の質問です。本当にビックリしました。

その後、仏教がどこから伝来されたのか?4大文明の中で、どの文明の歴史が古いのか?等々、いろいろ話が展開していきましたが、私の中では、『何故、この大先輩は、私にこの様な質問をしてきたのであろうか?』と言う疑問が渦巻いていたので、その大先輩に、その事について質問をしようと思いましたが、その時、私の知人が、運転中、私の姿を見たとの事で、車を止め、話しかけてこられたものですから、そこで大先輩との会話は終わりました。

一体、あの方は、どこから来て、どこに帰っていったのでしょうか?そして、何故私にあの様な質問をしたのでしょうか?

家に帰り、家族に今日の出来事を話し、どう思うか質問してみました。すると一様に『たまたまお父さんが近くにいたから聞いたんじゃない?』

私は、家族が言う通りかもしれませんが、それもあるでしょうが、その他の意味合いを感じます。この出会いには、何かの意味があるはずだ。と思ってならないのです。しかし、その意味がまったくわかりません。ただ1つ、『何かに気づけ!!』って、ご先祖様から言われているのだろうとは感じます。

それが何なのか、あの大先輩との出会いを含め、あの時の事を、振り返り、最近の身の回りで起こる出来事も振り返りながら、探したいと思います。

大先輩、近い内にまたお会いできれば嬉しいです。

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じゃん・けん・ぽん

ある日の事です。

福岡市南区長住にお住まいで、職場もその地にあるE氏が、『この場所を、もっとお年寄りの方が気軽に来れる場所にしたか~』と、笑みを浮かべながら、低音で、ささやくように話した事がありました。

E氏は、建築家であり、お母様が、福祉用具の販売を行われています。ある日の事、1人の年配女性が福祉用具を求めてお店に来られたそうです。『何故福祉用具が必要になったか』から始まり、お嫁さんの事、お孫さんの事・・・約4時間程いらっしゃった出来事があったそうです。また、ある老齢男性が、手術の話から始まり、地獄のリハビリ、そこから這い上がるのにどれ位頑張ったか・・・この方も同じくらいの時間お話をされ、『転ばぬ先の杖』として杖を購入していかれたそうです。

こういう一連の場面を、E氏は片隅からか、正面からかわかりませんが、強く心に湧き上がってくるものを素直に『ささやいた』言葉があの『気軽に来れる場所にしたか~』だったんだと思います。

E氏のそんな思いを受け、まずは、『その地域の事を勉強しようツアー』を企画し、実行しました。その地域の事に詳しい方の所へ伺い、いろいろな角度から地域の抱える問題とニーズについてお話を伺い、こちらの構想に関するお話をさせて頂き、とても共感を頂き、一緒に行おう!!と言うお話まで頂きました。その上で、昨日、その構想を実行する上で、どうしても取り入れたい事業があり、その事業を長年行われている方の下を訪れたのです。

訪れた先は、『雀ケンポン』と言う健康麻雀を行っている小正代表です。ここでは、『のまない・かけない・すわない』の3原則の下、老若男女が、麻雀を行っています。昨日も、満席状態で、中には、若い男性もいたり、若い女性と老齢の女性、老齢男性2人と言う卓もありました。そこに来ている人の顔が【いきいき】しており、93歳の大先輩もこの日はお見えでした。

小正代表曰く『日本は、何故、介護が必要でない方々の健康維持等を含め、介護にならないような政策に、予算をつけないのでしょうか?』『人生の大先輩たちは、誰も介護状態になりたいと希望していないと思います。だから自分で何かの方法を考え、楽しみながら、その予防をする工夫と努力をしているのだと思います』『私は、麻雀というゲームが楽しく・面白いと思っています。きっと私と同じ考えの方がいるはずだ。だったら、その方々の為に、私が立ち上がり、皆さんのお役に立つ様頑張ろう!!』と言う思いで、健康麻雀を、始められたそうです。

この『熱く』『熱く』『燃えるように熱い』お話に、E氏も私も、冷静に、冷静にと言い聞かせている自分に気がつきながらも、お話に魅了され、いつしか現実的なお話の段階まで進めていました。小正代表が、私達の考えに共感して頂けたので、細かい事についてもいろいろ教えて下さり、貴重な時間となりました。きっとE氏も、心に期する何かが芽生えたのではないか?と思います。

『出会い』これは、本当に人を動かしますね。私が高校野球を卒業する際、福岡県高校野球連盟より、ある詩を頂きました。タイトルや内容は以下になります。

《福岡県の高校球児たちへ》 というタイトルから始まり、今でも忘れない最後のフレーズは、『感動は、CAN と DO。出来る と する から産まれるものである。』この言葉で締めくくられていました。これは、忘れる事の出来ない衝撃的な言葉でした。

昨日の『出会い』により、小正さんの話を伺い、E氏や私も、『感動』し、『出来るのではないか?』『挑戦してみようよ!』と言う心の叫びが生まれてきた事に気づいています。今回の構想を進めるにあたり、昨日の出会いに、大いに感謝・感謝でした。

みなさん、いちど、福岡市中央区舞鶴にある健康麻雀『雀ケンポン』に遊びに行って見て下さい。

小正代表、昨日は、貴重な時間を、どうもありがとうございました。謝謝。

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コーチング

先日、平成22年度の事業計画をまとめている際、事業戦術がまとまらなくなりました。リセットしてもう一度やり直しましたがまとまりません。これは何かのスパイラルに落ち込んでいると思い、N社長にお電話し、相談をお願いしました。ありがたい事に、N社長が快く引き受けて下さり約束の日を迎えたのです。

N社長の事務所に伺い、面談コーナーに通され、その面談コーナーの脇に飾り物があったので何気なくそれに目を通していました。それには、『与えるは、受くるより幸せなり』と言う言葉が書かれおり、その瞬間心のロウソクに火がけたたましい勢いで着火され、どくん・どくんと言う音が聞こえる位、その言葉に共鳴し、『さすがN社長』と思った矢先に、N社長が登場されました。

『鷹尾さん、何を悩んでますか?』『〇〇の事業戦略が、中々書けないのです』『あ~そうですか・・・それでは』と言って、おもむろにコーチングがスタートしました。N社長の脇には、パソコンがあり、私に質問した内容と、私の回答を、優先度をつけて、マトリックス状に書き込みをしていかれました。『この進め方や、優先度に何か違和感があれば遠慮なく言って下さいね』と言って頂きながら、N社長が私の中にあるものを引き出しながら、私に気がつくように進行してくれます。ある事項については、深く深く深耕してくれました。約1.5Hの時間をかけて下さり、私がどこでつまづいているのか?が絞り込め、気づくことが出来ました。つなづきの原因と出会えた瞬間、ほっとしたのと、出会えて良かったという気持ち等々・・・次の瞬間からは、N社長へ感謝・感謝です。

これら一連の事で、私は、N社長の絶対的なファンとなりました。多分N社長は、他の方にもこの様にされていると思います。そして、その他の方も、N社長のファンになるでしょう。この事は、N社長にとって、どれ位の素晴らしい利をもたらす結果になるでしょうか?

①人のコーチングをさせて頂く事で、反面教師もいれば、レベルの高い方もいるでしょう。その様な方々と接する事で、自分を知り、自分が勉強できる。②コーチングを受ける人の事がより深く理解でき、心から打ち解け、真智人関係となる。③結果的に、N社長の信者やファンができる。

世間では、『利益』と言う言葉や、『儲ける』と言う言葉があります。この言葉を、皆さんはどういう意味で使われているでしょうか?

私は、儲ける・・・は、信じる者ができる。自分が自分を信じる。信じてくれる他人ができる。その事へ感謝。ありがたい。と言う意味だと思っています。決して、金儲けと言う意味ではない。と思います。  利益についても、同じだと思います。

N社長の今からのスローガンは、『不可能を楽しむ』と言うことを教えて頂きました。素晴らしいスローガンだと思います。N社長もご自身のパラダイムのシフト変換をされて行き、きっと、さらに忠恕の方へと進化されるのではないかと思います。

N社長と出会えて感謝です。またN社長を紹介してくれたH部長にも感謝です。ありがとうございます。

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 9:22 AM  Comments (0)

笑老ライフ

笑老ライフ・・・この言葉の持つ意味をほとんど毎日考えています。笑老ライフとは・・・と定義づけては修正し、定義づけては修正し・・の日々です。自分が笑老ライフをどう解釈し、自分の中に落とし込んでいるのか?を確認する為に・・・

私達NPOの中では、『笑老ライフ』に対する理念があります。しかし現在、それを皆と共有し、皆の力が沸き上がり、皆のエネルギーを結集できているか?については、まだまだの状況にあると思っています。

『笑老ライフ』な社会を実現する為には、1人では出来ない。しかし、1人から始めないとスタート出来ない。だから、共有できる理念を掲げ、その理念に集いたいと思って頂ける様な内容でないと意味がない。と思っています。それが明確になれば、自ずと何をやるのかが決まってくるわけですから・・・

昨日仕事で、私達の会員様のH氏と、佐賀県に行き、H社長と面談させて頂きました。以前より、H氏にH社長を紹介して頂いており、今回は、H社長へ、仕事のご提案の為に伺った次第です。

このH社長については、日頃よりH氏からよく話を伺っており、尊敬し、目標にしたい方だと思っています。

昨日も、仕事の話が終わり、いろいろと勉強をさせて頂きました。帰りには、『いまあなたにできること』~自分ブランドを磨くために~と言う本のコピーを、お土産として頂きました。私は、H社長が組織で事業を行う上で、自分自身や社員の皆の持つエネルギーが結集できる理念を明確にし(一に止まる正義の基準を明確にしている)、それに基き戦略や戦術を組み立て、きちんと実行する。と言う一連の創造的仕事の流れを実践されている所を、とても尊敬し、目標にしたいと思っています。

私達NPOの理事は、このH社長を見習い、会員の皆様と共に『笑老ライフ』を実現する為に、どう歩んで行くべきか?について誠実に、真摯に向き合い、事を進めて行きたいと思います。H社長が、投げてくれている示唆を、キャッチし、活かしていきたいと思います。

H氏、H社長、ありがとうございます。

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 11:20 AM  Comments (0)

『懐かしい電話』  T

今年に入り、『お久しぶりです・・・』と言う電話を、結構頂いています。とても嬉しい事ですし、不思議だな~と思っています。

その中には、『あの方どうしているかな~』と思った人から電話を頂いた事もありましたし、予期せぬお電話も頂きました。何故、こんなに続くのでしょうか?何かに気づけと言われているのでしょうか?

私の事を覚えて頂いていた事を、とても嬉しく思います。また、私の事を、少しは頼りにしてくれていた事を嬉しく思います。一方では、私に対する見方に関して、自分がどう見られているかについて、少しわかった事もあります。

人と出会い、人と会話し、人とお付合いをし、人と険悪な状況になり、人と別れたり、人ととても親しくなったり、人と信じあえる関係になり、とても太い絆がそこに出来る。人間関係って・・・と、今まで凝り固まった自分の考えを疑う事も無く、いつもどんな時も同じ考え方で人間関係を進めていたのですが、最近、その考え自体を疑う様になってきました。

例えば、1対1の人間関係があります。また1対2⇒3人の人間関係もあります。そして、1対10⇒11名、男と女の人間関係等々も・・・人が持つ私のイメージと、自分が自分に思う自分のイメージが、違う場合と同じ場合が、その人間関係の中には、それぞれあります。

これは、何を表しているのか?何を私に伝えてくれている事象なのか?

人を見て、人の事を思い、人の言動を気にかける事も大切なのでしょうが、今、私は、自分を見つめ、自分自身に誠実であり続ける事がとても重要であると感じています。また、それが出来る人になりたいとも思います。その結果、同じ立場の同じ人間として、人に優しく、思いやりのある人間になる事が出来るのではないか?と思います。

今回、お電話を頂いた皆様、ありがとうございます。今後も、自分の身の回りで起きる事象から、気づく人間になりたいと思います。

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 7:11 PM  Comments (0)

老いも若きも(T)

今日から2月に入りました。今年の2月は、冬季オリンピックがありますね。浅田真央ちゃんが金メダルをとれるかどうか・・今回のオリンピックは、とても楽しみです。また、今日からプロ野球はキャンプインをします。いよいよ私の大好きな野球シーズンがスタートしました。

昨晩、息子が小学生の時にお世話になった少年軟式野球チームの『宇美ジュニアーズ球団』の創部20周年記念式典が盛大に開かれました。私は、息子が6年生の時に育成会の会長を経験させて頂いた事から、この会にお招き頂きました。

このチームは、現在45名の選手が入団しています。年齢構成は、小学校1年生~6年生までの子供達が、低学年・高学年と分かれて練習しています。

開式にあたり、小学5年生・6年生が壇上に上がりました。選手を代表して、主将のK君(私がまだジュニアーズに在籍させて頂いていた時小学低学年でして、当時彼とは良く遊びました。特にマッサージを良く彼にしたのですが、いつも彼は『気持ちいい~』と最後に言ってくれます。とても大人を乗せる事の上手な、人を喜ばす事の上手な彼です)が挨拶します。とても立派な挨拶でした。素晴らしく成長していたK君を見ながら、当時の事を思い出した事でした。

その後は、久しぶりに会った方々との懇親です。とても懐かしく、皆元気で、楽しい楽しい時間でした。

その席の中で、ひと際元気な紳士がいました。長老のKさんです。長老ですが、とても元気なのです。その元気な源は・・・との問いに『子供達と交わってるからたい』との答え・・・わかった様でわからない・・しかし何故か納得した私・・・

会の途中、選手達が食事をする為に用意された部屋をのぞきに行き、その様子をしばらく見てました。そこに主将のK君がいたので彼を呼ぼうとしたその時、彼と目が会い、彼の方から近づいてきてくれました。満開の笑顔です。この屈託のない素晴らしい笑顔を見た時心の底から嬉しい・・・と思うその気持ちが、長老Kさんのあの一言かもしれません。

知らないうちに、互いが互いを支えているこのありがたい現実。

私も長老Kさんの様に、少年野球と言う『事の縁』の中に、ずーといたいと思います。

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 9:51 AM  Comments (0)