人間見聞録・・二兎を追うもの一兎も得ず

台風も過ぎ、今日は青空を拝む事ができました。お盆となり、お墓参りに行きたいのですが、今年は、仕事と甲子園となかなか時間を創る事が出来ていません。甲子園大会が終わったら、お墓参りに行きたいと思います。ご先祖様、どうぞお許し下さい。

昨日のキーワードは、『久しぶり』でした。いろいろ久しぶり・・な事があった1日でした。

17:00からのSプロジェクトのミーティングが終わり、天神から薬院に向けて早歩きをしていますと、向こうから三好社長が真剣な顔をして歩いてきます。『お久しぶりです』『おっ、ゴメン時間が無いんですまんな』・・・あっけなく沈没・・・

18:00からお久しぶりの方々とお食事をご一緒させて頂きました。

食事を頂きながらの会話の中で、いろいろな話を伺い、私も自分の事をお話させて頂きました。その中で、〇〇さんから、頂いたメッセージが、今も私の心の鐘を、『カンカン』鳴らしています。

『二兎を追うもの一兎も得ず』・・この言葉、皆さん1度は聞いた事があると思います。人には、いろいろなタイプの方がいますよね。器用な方、不器用な方、いろいろな事を成し遂げていく方、中途半端に事が終わる方・・・等

私は、この『二兎を追うもの一兎も得ず』という言葉に、コンプレックスがありました。20代の時だったでしょうか?上司の方から、事ある時にこの言葉を言って頂いていました。その時、私は、自分に言われているんだとの自覚はありましたが、私がその様にしているのかについては、全然分かりませんでしたし、そうしている意識がありませんでした。後から、誰かに『鷹尾君は器用だから・・・』と言われ、『そうかな~』と自分では、そんな意識は全然ありません。

その時の上司の方は、こう言われました。『1つの事を成し遂げるには、1つを捨てて、1つにかける。1つに集中しないと出来ない』それは、その時は分かるような気がしました。それからモンモンとする日々が続き、結局、何の答えも出さずにその事については過ぎ去っていきました。

それから〇〇年、昨晩、久しぶりに『二兎を追うもの一兎も得ず』と言う言葉を伺い、『1を成し遂げるには、1を捨て、1に集中する』と言うお話を伺いました。そのお話を伺い、あの時の事を思い出しましたが、不思議にあの時の様なモンモン感はありません。それよりも、その話が良く分かるようになってきていた自分、そうしたい・・と思う自分と出会う事が出来ました。多分、自分の中で、成し遂げたいと本当に思う題材・テーマが見つかっているのだと思います。これを実現させる為には、その通りですもん。時間がもったいない・・とも思います。

私の心の鐘は、今も、カンカン鳴っています。このブログのお陰もあり、上司の方のあの時の説教もあり、昨晩の尊敬する方々のお気持ちもあり、今、自分の中で掲げるそのテーマ実現に向けて歩み始めているんだと感じます。

『どうしても成し遂げたい事がある』・・前進あるのみ。全力投球!!

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人間見聞録・・ある会議から学ぶ

昨晩、とある介護事業所さんの全体会議に出席させて頂きました。

そこは、開設して2年、いろいろな事があり経営が安定していない状況です。何故経営が安定していないんだろう?

スタッフの方々は、悪い人はいないし、それより、犠牲の精神を持っている人が多い様に思えるし、何でかな~と思う中で、調査・把握・分析に入りました。

私が出した結論は、『チームとして機能しているか?』でした。全体の人数から言うと、10名位でしょうか?従って、社長が中心にいる文鎮型の組織になります。

昨日の会議に参加させて頂き、社長以下みんな、事業所の事、入居者さん、利用者さんの事を考えて一生懸命やっている様に感じます。ただ、それが点になり、空回りしている・・・

これを有機的に機能する為にどうすべきか?

会議が終わり社長と約1時間話をしました。

『〇〇社長、素地としては、良い状況になってきてますね。後は、点から線にどうすれば出来るかですね』『そうですね。みんなが少しづつ、行動を興してくれる様になった事が嬉しい。実は、今日、チラシ配布を、ドアtoドアでしてくれたんですよ。この暑い中に・・・それが何より嬉しいです。』『〇〇社長、私は、こう思うんです。スタッフの方々は、今までも気持ちはあったんだと思うんです。しかし行動まで及ばなかった。でも今何故行動を興すようになったと思います?多分、〇〇社長の言葉・気持ち・考え・行動が1つであると確信が持ててきたからではないですか?この事業所の中で、情報がどの川を流れていくか?はまだ私もわかりません。しかし、必ずその川はあると思います。今、ようやく、川の流れが、真っ直ぐなってきつつあるんではないですか?〇〇社長、今、この全体会議の他に、皆で集まり、情報を流通させる場はありますか?』『今は特にありません。』『もし良かったら、1度、アイデア会議的な場をやってみませんか?これは、社長が議長でも、スタッフの方が議長でもいいです。この場は、社長やスタッフの方が、個人となり、ここで決めた事は、いづれにしても結論付け、行動に興す場合は、行動し、行動しないとなれば、行動しない。皆で企画し、実行し、結論付ける習慣を創る有機的な機能を有する場となりますので、チームとしての機能が、次第に産まれてきます。川の水は、上流から下流に流れて行き、海にたどりつきます。情報や気持ち、意志についても、社長⇒スタッフ⇒お客様に伝わっていきます。だから、良い伝わり方・真意が伝わる伝わり方をしなければ、意味がありません。『意志と行動の一致』これを、お互いが認め合えば、必ず、チームワークが出来てくると思います。これだけ一生懸命動いている〇〇社長の意志をきちんと伝える場として行ってみませんか?』『わかりました。スタッフと相談して、皆に同意をもらえれば、是非やってみます・・』

と、その時点で、少しかわっておられました。

チーム・・・私は、一生、勉強していくと思います。高校野球で言えば、智弁和歌山高校の高嶋監督は、6年連続、夏の甲子園大会に出場しています。6年連続ですよ・・メンバーが入替りながらも、6年連続で出場できるのは、何かの秘訣があるのだと思います。

理想のチーム像があり、人を把握する力、人を分析する力、人がどうしたら力を発揮できるか?等、自分のものにしておられるのだと思います。私は、こういう事が出来る人間に成長したいです・・・

昨晩の会議・・出席させて頂いて、ホントに勉強させて頂きました。ありがとうございます。共に、〇を目指して頑張りましょうね。〇〇社長・・・

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人間見聞録・・またもや長崎日大野球部から学ぶ

8月8日・・末広がりの日、22:00に、甲子園応援に向けた父母会バスに乗って、甲子園に出発しました。エコノミー症候群になる寸前で休憩・・の繰り返しで、9日の朝、甲子園に到着しました。その道中、佐賀学園の応援団、南陽工業の応援団と遭遇し、南陽工業の応援団の方とは、岩本投手の話をしたりと、いろいろな人と出会え、話ができ、とっても有意義な時間でした。

甲子園球場に着き、三塁側のアルプススタンドに到着。時間の無い中、早速お土産を買い、いざ、出陣体制完了!!

しかし、空を見上げると、黒い雲が・・・心配の種・・

シートノックも終わり、いよいよ試合開始・・となる予定が、大粒の雨・・どしゃぶりです。

お土産を守る為、一目散に屋根付の場所へ・・お土産が濡れない様に、袋に仕分けを行うと、買っていた記念ボールが1つない・・チョーガッカリ・・

それから1時間後、雨も上がり、気持ちを取り直して、試合開始です。中村投手、順調な立ち上がりです。その裏、先頭の島袋君が、何と相手投手の自信のあるスライダーを、見事ライトスタンドへ・・応援団は、ハイタッチの嵐で、大興奮です。

その後、相手投手にモノが違うあたりのホームランを打たれ同点。しかし、すぐさま、高尾君(鷹尾君ではありませんよ・・)がツーランホームランです。前の打席、三振したあのスライダーを、今度はホームランです。またもや応援団は大興奮・・すると雨がジャー・・

80分程の中断を経て、試合再開。流れが相手チームに行きましたが、ライト山崎君の大ファインプレーが飛び出します。私は、このプレーの時、興奮しすぎて、立ちくらみ・・妻の腕を掴みながら、大興奮・・そこで勝ったー!!と確信しました。その次の回、その山崎君が、3塁打を放ち、4対2に。最終回、中村君が見事に抑え、念願の甲子園勝利となりました。

甲子園で校歌を歌い、父母皆さんの顔に笑顔が・・アルプススタンドに笑顔の花が咲いていました。この瞬間こそ、幸せの極めです。

選手達は、一戦一戦、強くなり、逞しくなっている様に感じます。予選の第一試合の時と比べると、凄く強くなったように思えます。しかしただ1つ、ズーと変わらない事があります。それは、常に、その時点での100%を出し切れる事です。

緊張するでしょうが、持てる力を100%発揮している様に思えます。これは、とっても凄い事です。昨日の試合でも、100%以上と思えるくらいの力を発揮していました。これは何度も言うようですが、金城監督が、日頃から選手と寝食を共にし、選手を把握し、自分と戦い勝利する選手を育てている結果だと思います。

人生の中で、この様な指導者と出会い、指導を受けれる事は、本人にとってはとっても幸せな事だと、つくづく思います。

人生、自分との戦いです。これに勝負し、勝てる自分になった時、夢⇒目標⇒実現!!となるんでしょうね。

次回は、14日の第4試合:対佐賀学園です。この試合でも、持てる力を存分に発揮してくれると思います。

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人間見聞録・・瞬時の判断・直感

最近、今までの自分と少し何かが変わってきた感じがあります。昨日も書いたんですけど、止まっていた人生が、前に進みだした様に思えるんです。18歳で止まっていた気持ちや押し殺していた、言い聞かせていた感情がなくなった感です。この感じは、私にとって大きなプラス要因の様な気がします。

話は変わりますが、野球の戦法の中で、『ファーストストライクを積極的に打っていく』という戦法を執る監督と、『ストライク2まで待って、ストライク3を打つ』という戦法を執る監督がいます。前者は、コントロールの良い相手のピッチャーにプレッシャーを与えますので、ヒット・四球で出塁できる可能性がありますし、相手に攻められている・・と言う重圧をかける事にも繋がると思います。後者は、しつこく・粘り強く、コントロールのない投手にはとっても有効な戦法の様な気がします。

息子が中学の時の監督は、後者で指導をされていました。小学校・中学校まではコントロールのない投手はいっぱいいますので、その戦法も1つの考え方として確立すると思います。しかし高校・・そして甲子園レベルになると、コントロールの良い投手がいっぱいいます。やはり、積極的にファーストストライクから打っていき、相手の投手にプレッシャーをかけていく事が大切だと思います。

また、いつ、どんな時でも、自分の持てる力を100%発揮できる様な自分になる事も、とっても大切だと思います。

これらを、私達の仕事の分野(社外と社内)に当てはめた場合、どう置き換えたらいいでしょうか?

最近、事ある毎に、この様な事を考えています。強いチーム・相コンタクトで通じあうチームなどを創る上でどうしたらいいか?この法人さん、この方々と是非、こういう仕事をしたい・・と欲した時、どうしたらWIN・WINの関係で仕事ができるだろうか・・

たくさんの題材やヒントが野球の場にはあります(どんな場にもあるのですが・・意識次第ですね)。個人が多く集まったチームで行うスポーツである野球、審判・観客を含め、その人数はとても多い・・

共通して言えるのは、『調査・分析・把握』

ここがしっかり出来ていないと、『素直な企画』が産まれてこない・・直感的・瞬時の判断・決断ができない様な気がします。上記に書いた戦法も、相手とこちらの把握ができていないと組み立てられないですよね。

また、いざ・・と言う時に力を発揮できる自分であり続ける為に、頼りになる人間になる為に、常に100%の力が出し切れる人間になる為には、今の自分をよく分析する客観的意識が必要ですね。

分野の違い、されど人間がこの世で行う事。だから、縦と横、違いと不偏が必要。

今晩から甲子園に行って来ます。沢山の収穫を持ってかえります・・・

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人間見聞録・・俺は、どうなのかな?

いよいよ甲子園が始まりました。

私の夢であった甲子園出場!夢がかない現実になった時、不思議なもので、もう次のステージに向って走っています。今回大変勉強になったのは、夢は目標にし、目標は、実現させる。実現する為には、信念を腹に据え、その目標実現の為に、懸命に目の前の1つ1つを行動する。そしてそれがかなうと、次の夢、次の目標と、どんどん成長していく・・・改めて、思います。

先日、野球仲間と談義になりました。とっても熱い仲間達です。

『俺の信条は・・・』と言う話になった時、以下の様な会話がありました。

『俺は、義理と人情・騙すなら、騙されろやな。』『あんたはそうやね。でも俺は、騙されるのが嫌だから、人を疑ってかかるね。そしてお互い嫌な思いをせんように、人を騙さんね。』『俺は、あんたたちと違って、どうしても自分のしたい事を実現させる為に、人を利用してでも自分に必要なモノ・金・信用をつけて、実現させるね。時には、人を騙す事もするね』

こんな話が飛び交いました。

私は、1番最初の方(義理と人情・騙すなら騙されろ派)と一緒にいる時が落ち着き、自分を一番出せます。2番目の方と一緒にいる時は、安心感はあるのですが、とても気を遣います。その方には、自分の考え方をキチンと説明し、だからこういう決断をした。というコミュニケーションをとりながら話をします。この方と一緒の時も、自分を出せます。3番目の方については、意識してではないのですが、自分が出せません。なぜなら、私が一番苦手なタイプの人です。とにかく駆け引きばっかりで、自分を良く見える様にする事しか考えていない様に感じます。

こういうタイプの人と、どう付き合ったら良いんでしょうね?

私は、目的を実現する為に、不遇にも耐え、邁進している人や集団が好きですし、そうありたいと思っています。派手さやスピード感はないかもしれません。ウサギとカメの物語で言えば、カメタイプです。

1番の方は、人の善も悪も受け入れる度量があります。そして、人をその人にとって良い方向に変える力があると思います。まさにリーダー的存在です。

2番目の方は、とにかく用心・・ですから、モノや事の見方については、勉強になります。参謀の1人的存在ですね。

3番目の方は、・・・。

私は、3番目なのでしょうか?

1番目の方に、『俺って、3番目の人タイプですかね?』と聞いて見ました。すると、あんたは、全部あるんじゃないか?と言われました。俺も、全部あるよ。それって皆、そうなんじゃない?多分、自分の一番嫌いなところが、そこなんよ。だから3番目の様な人間と出会ったら嫌になるんじゃない?って言われました。

『そうかな、そうかもしれないな~』身の回りの事、過去を振り返るとそう思えてきました。

私がこのブログを書こうと思ったのは、最初は笑老ライフ研究所の宣伝を含め、このHPを広く皆さんに見て頂きたい・・そんな思いでした。しかし、ブログを書くに連れ、自分の事を振り返るようになり、いつしか日記の様な感覚になってきました。

今は、『あっ、そうだ、そういう風に感じてた、そういう事だ』といろいろな気づきがあり、このブログは、私にとって欠かせないツールになっています。人間だから、いろいろな要素があり、神様の様な要素もあれば、我気畜生の様な要素もあり、善もあれば悪もあると思います。悪い所を積極的に直す・・と言う事よりも、何故、それが悪いのか?に気づき、根本の考え方・思想を変える事で、自己修正ができる様に思えます。

3番目のタイプ・・1番の方から言われた様に、私が3番目の人と会った時、嫌な自分の映し鏡と深層心理の中で感じたんでしょうね?

何故、このタイプが嫌なのか?自分にもこの要素があるのに何故?

多分、私の思想信条が、狭いんでしょうね。もっと人間・自然を研究し、それが、大きく有機的な内容になる様に成長せんといかんですね。今のままでは、自己矛盾をおこし、いきづまるかもしれません。軌道修正します。

今の私の夢・目標は、自分と他人 自分が思う自分 と 人が感じる私が、 1つ・同じ になる事です。

以前に比べ、だいぶんそれが出来てきているな~、そうなってきたな~と、このブログを書き始めてそう思えてきました。今後は、もっとそう感じれる様に、毎日、自分と向き合いながら、その目標を達成したい!!と思います。甲子園の夢が達成できたから、必ず出来る!と思います。その時の自分に会える事を楽しみにしています・・・

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人間見聞録・・横手さんから学ぶ

昨日、初対面の横手さん(デイサービスの利用者さんで同じ苗字の方がいましたので、大変、思い出深い苗字です)とお会いしました。この方をご紹介頂いたのは、熊本のとってもチャーミングなお姉さまです。

横手さんは、土地家屋の調査や設計等を行う会社の方なのですが、何故か、介護現場のソフト開発をされています。昨日、ソフトのデモを行って頂く際にお会いしました。

製作されたソフトを拝見していますと、とっても使い前のよい、現場にそくした内容です。

『横手さん、畑が違うのに、良くここまで創られましたね?』『何とかかんとか・・・』『全く畑が違うというのがかえって良かったんですかね?』『・・・』『無理難題を言われて、それは出来ないんじゃないか?と思いながら、まあ、やってみよう。とチャレンジしたら、出来たんですよね。』

『かえって、無理難題を言って頂いた方が、良いです。』

この様な話をされました。『無理難題を言われた方がいい』

皆さん、私は横手さんが言われたこの言葉は大きなポイントだと思います。

全くイメージ出来ない事に敢えてチャレンジする事が、自分を進化させる。自分がイメージできるちょっと上にチャレンジしても自分を進化させる事に繋がらない。こう思います。

横手さんの様な方と出会い、大変嬉しく思います。限界をつくらない横手さんの歩みは、励みになったと共に、エネルギーを頂きました。

『無理難題・・これは、自分を進化させていく財産なのである』・・・by横手さん。

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人間見聞録・・良い仲間と・良い関係で・良い仕事をしよう!

『良い仲間と、良い関係で、良い仕事をしよう!』この言葉は、20代の時に仕事をさせて頂いていました会社の支店長が言われた言葉です。この支店長は、23歳の私を、熱心にこの会社に誘って下さいました。来る日も来る日も誘って下さいました。

『すみません。1つ伺っても宜しいですか?こんな事を伺うのは恥ずかしいのですが、私の良い所はどこなんでしょうか?』『鷹尾さんの良い所は、問題意識です。』あ、そうなんだ~と思いました。人から良い所を言われる事はありませんでしたので、とっても嬉しく、とっても新鮮でした。『俺って、どんな問題意識をもってるかな~』

それから間もなく、私の返事がぐずぐずしていた為、その方から、『鷹尾さん、今から君が大きく成長する為には、知識ではダメだ。意識に着目しなさい!』と言われました。その言葉は、ズドンーと心に響き、『お世話になります。修行させて下さい・・・』とお願いをした次第です。それからその会社に勤務させて頂き、ほんとにいろんな経験をさせて頂きました。このブログにこの会社での事をかこうとすると、かなりの事がかける位です。ある年のお正月に、支店長から頂いた年賀状に『無茶郎、大道なり』と言う言葉を頂きました。これも勲章です。

それから20年の時が経ち、私もその支店長の年に近づいてきました。私も、支店長の様な事ができるかどうか?意識をする年頃になってきましたね。あれからどれ位、成長しているのかな~、上海にいるその支店長にあって聞いてみたい・・そんな気持です。

そう思っていた矢先、昨日、とってもいい出会いがありました。今、私が欲している仕事ができる人と、ある先輩の紹介で出会ったんです。その先輩は、良く私の事を見ていてくれたんですね。感謝です。この方と連携をさせて頂ければ、もっと私が行いたい事が表現でき、今よりずーと仕事の範囲が拡がると思います。

自分ひとりでは、限られた事しかできない。良い仲間と出会い、その仲間が信念や志が近く、同じ方向に向うのであれば、良い関係の輪が濃くなりながら、大きくなり、良い仕事化へと成長するとイメージできました。

20年の月日を経過し、あの時支店長が使っていたこの言葉の意味が少し分かってきたのかもしれません。

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人間見聞録・・これが笑老ライフ的生き方の人かな~

私達は、『笑老ライフ』が送れる社会創り・・という壮大な目的を目指して日々、格闘しています。先日、『あっ、この人の様な生き方が、笑老ライフ的な生き方かな~』と思う、モデルになる様な方と出会いました。

笑老ライフ・・・一言でこの人生を言い表そうとすると難しいのですが、この名前に込めた思いは、歳をとったら病気をしたり、筋肉が落ちたり・・と、若くて健康な時と比べると、体力も落ち、どちらかと言うと、『自分に無モノ』を見つめ、いろいろな苦しみに、自らスポットを当てるので、笑顔や笑う事が少なくなってきます。そうなると、うつ的状況になり、心が病んでくるのではないか?体も病んでくるのではないか?と思います。

しかし、『自分にあるモノ』を見つめ、いろいろな苦しみを、『特別な事ではないんだ』と思い、友達になる事で、どんな時でも笑顔が絶えない人生を送る事が出来るのではないか?と思います。

その様な思考状況に、全ての方々になって頂く為には、モデルになる人若しくは、キャラクターが必要だと常日頃より思っていました。漫画で表現した方がいいか?と思い、高知県で『ヘルプマン!』と言う漫画を描いているくさか里樹先生を訪ねてみたりもしました。日常の雑多で、ここに方向性を出しきれていないまま月日が経過していた先日、ある方と出会いました。私は、これぞ、笑老ライフのモデルになる様な人だと思いました。

Aさん、70歳、男性です。

いつも意気揚々としていて、声も大きく、笑顔が絶えません。お話をしていても、自然と笑顔になっていき、会話が弾みます。あんまり話が進むので『こんなにトントン拍子で話が進んでいいのかな?』と自分にブレーキをかけたくなる位前に進みます。

とにかく、前向きなのです。そして、この方には、人が寄ってきます。ほんと、仲間が多い方です。

何故だろう?私の人間見聞録魂に火がつきました。『Aさん、Aさんといると元気になりますし、出来るという思いに自然となるんですよ』『鷹尾君、君は、凄く嬉しい事を言ってくれるね。そう言われる事が一番嬉しいよ』『だって、本当の気持ちです。』『Aさん、何で私は、この様に感じるんですかね?』と、事もあろうか本人さんに伺いました。

『たまに、君に言われた様な事を言われる事がある。その都度、自分で自分を分析するんだけど、私には、ロマンがあるからじゃないかな~』と言われました。

この方は、幼少の頃より、時代背景的な事も含め大変ご苦労をなされてこられました。お話を伺うと、私では忍耐出来ない様なご苦労の様に思えますが、この方は、苦労を苦労と感じていません。苦しかったとは言われますが、その次に出る言葉は、『仲間に助けられた。仲間に本当に感謝している。』と言われます。

『おい、A、お前の夢は何だ。お前のヒーローは誰だ。お前には希望があるか。俺にはある。苦しいな~と思い、むしゃくしゃしてきたら、いつも目を閉じて、俺のヒーローの事や、夢や希望の事を考えるようにしてるんだ』

『その時、雷が落ちた様な気がしたんだ』・・・それからAさんは、哲学の勉強を行い、自分を信じれる思想を身につけ、いつも自分の感情を、コントロールされているようです。その訓練を何十年も行ってきているので、それが自然と自分のモノになり、今ではとっても魅力的な方になられています。

笑老ライフ・・・と言葉で言うのは簡単なのですが、伝えたい事を、お伝えするのは、とっても難しい。今回、Aさんの件で、突破口が見つかる予感がしています。モヤモヤから開放される日が近いかも・・・

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人間見聞録・・デイサービス利用者さんから学ぶ

昨晩は、長崎日大高校野球部の祝勝会と壮行会が行われました。その席で、金城先生のお話をたっぷり伺うことができました。お話を伺うにつれ、私の背筋が伸びてきます。ふっと前を見ると、平田さん(3年生の父)の背筋もピーンと伸びています。きっと私と同じだったのかもしれませんが、自分が高校生になったような気持ちになり、師匠から話を伺っている感になりました。

ただ、ひたすら、子供達の成長を・・・その目的の為に、自分と戦いながら、全力投球をしている金城先生。ほんとに親子共々、良い師匠とめぐり合えたと感謝です。私は、子供のお陰です。子供に感謝です。

『出会い・めぐり合い』 人生にとって、人との出会いはとっても意味ある出来事だと思います。〇〇デイサービスを利用されていた方でHさんと言う方がいます。Hさんは、第二次世界大戦中、満州で生活をしていたそうです。戦争が終わり、急ぎ日本へ戻る・・事となり、大勢の日本人が、列車ですし詰めになっていたその中で、事件がおこりました。

妊娠中の女性が産気づき、破水を始めたのです。看護師であるHさんは、この痛ましい戦争が終わり、希望よりも絶望の淵の中で、新しい命が産まれる事に感動され、無我夢中で、そのお子さんを取り上げたそうです。そして、体をきれいにし、お母さんの下にその子を渡すと、その周りには、笑顔・笑顔・笑顔。

列車が到着し、Hさんは、その列車を降り、船に乗ります。お子さんを取り上げてもらったお母さんが、『あの、お名前は・・』そんな余裕がHさんにはありませんでした。互いに名乗ることも無く、ただ、希望の生命をこの世に誕生させた仲間・・という事で分かれてしまいました。

それから約40年の時が過ぎ、Hさんは結婚し、ご主人と一緒にお仕事をされていました。ある日の事です。

『お父さん、今日の現場は、姪浜だったよね』『そうだよ。』そんな会話があり、夫婦で現場に行かれました。ひとしきり仕事を行い、お昼休みの時間帯に、現場の人が弁当を広げ、そこで一緒に弁当を食べていたそうです。

『兄ちゃん、その弁当、美味しそうね。お母さんが創ってくれたの?』『はい。』『優しいお母さんやろうね。兄ちゃんは、どこの出身なの?』『満州で産まれて、・・・・・』『満州で産まれたの。満州のどこ?』『母から聞いたのは、満州の列車の中で産まれたと・・』『兄ちゃん、幾つなの?』『はい、〇〇・・・』『私も満州で生活していて、戦争が終わったので日本に帰ってきたの。その途中、列車の中で産気づいた人がいて、赤ちゃんを取り上げた事があるのよ。』『その列車は、どこに向う列車ですか?』『〇〇行きの列車・・』『あなたのお母さんは、お腹に大きなほくろがある』『はい、あります。』『やっぱり、あの時の・・』『おばさん、会いたかった・・・』涙・涙・涙・・・

Hさんは、奇跡の様な再開を果たし、以後、その兄ちゃんからも大切にされ、とっても人に恵まれる人生を送って来られたそうです。

『出会い・めぐり合い』 これは、必然の出来事ですね。そして、何とも奥深い・・・

日々、いろいろな方と出会う人、出会わない人・・といろいろいると思います。私は、その出会いの数ではなく、その出会いの意味の方に着目します。何故、この方と出会ったんだろうかと・・・

人の人生暦から学ぶ事は多いです。共感できる事で、その方と一体化していきます。

清田さんも言っていた通り、共感の輪が、全体を結びつけて行くんでしょうね。

今後も、人間見聞録を続けていきます。

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