人間見聞録・・トップは組織の顔であり、組織の価値観を代表している。
『トップの方針がコロコロ変わると困ります・・』『それはいかん。それはダメです。。』
そんな会話をある場所で聞いた。
現場としてはそうだろうと思う。
コミュニケーションがとれ、モチベーションが高く、チームワークの良い組織は、目的が共有できている為、目標も共有できている。だから、トップの意志が速やかに伝わるし、その様な仕組みにもなっている。
昨日、面白い番組を見た。それは、宗教と経済に関する内容であった。
EU加盟国の内、財政状況がAAAの国とそうでない国を、宗教という切り口から考察したのだ。とても面白かったし、興味深い。。
社員さんが500人いるとしよう。その内、20%がキリスト教カトリック、20%がイスラム教、20%が仏教、20%がヒンドウー教、20%が無宗派だとした場合、この会社の社長はどの様にして会社をまとめ、推進するだろう?自分の意志を現場の隅々まで伝達できるだろうか?
『トップの方針が・・』と言っていた女性。実は、代表者であるトップの方針がコロコロ変わっているのではなく、その中間にいるマネジメント担当役員がトップの意を押える事が出来ない状態で事を進めていた為、そこから綻びが出て、方針がコロコロ変わる・・と受け取られるような状況になったと聞いた。
これについては、トップの人事がまずい・・と言わざるをえないだろう。。
調整型のトップ、ガンガン引っ張っていくとトップ・・
いろいろなタイプのトップがいる。
今、組織の状況がどうなのか?
トップは、その時々の状況に応じて変わるべきか?
いづれにしてもトップは、船に例えるなら船長である。その船に乗った者は、船長の操縦下にいる。
生きるも死ぬも、船長の操縦次第だ。
現場はトップを信じて前に進もうとしている。トップの役割と責任は重大だ。。
どういう人がトップになるべきか?その価値観がその組織の価値観である。伸びる組織かそうでないか?
そこを押える必要があるのではないか?
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