感動しました。

皆さん、昨夜の報道ステーションで、『星子幼稚園』の特集をご覧になりましたか?見ていない方の為に少し解説しますと、この幼稚園は、70代の男性が園長先生をしています。園児は、幼稚園に来るなり、上半身裸になり、掃除、床拭き、5kmのランニングをしていました。子供達がとても活発で、元気良く、礼節を踏まえながら、楽しく遊んでいます。ランニングをする時は、園長先生も一緒に走られます。また、人に嘘をついたり、自分だけが良ければいい。と言う行動をしたり、挨拶や礼儀ができないと、立たされたりもしていました。そんな幼稚園で、園児達がマラソン(42,195k)に挑戦する事になったのです。マラソン当日は、母親が食べ物や飲み物を準備したり、いざという時の為の準備をし、父親・母親が沿道応援の準備につき、園長先生を筆頭にしてマラソンがスタートしました。途中、惜しくも園長先生の見立てにより、これ以上走る事が難しい園児は、リタイヤを余儀なくされ、涙ながらに応援にまわり、残りの子供達で、マラソンを続けます。開始から7時間後、子供達が、ゴール地点に帰ってきます。続々と・・・一番最後に帰ってきた園児は、日頃のランニングでは1番になるのですが、当日は、体調が悪く、大苦戦の中、歩くのではなく、走りながら、お父さん・お母さん・リタイヤした園児達の大応援をもらいながら、最後まで、ゴールを目指し走ります。最後は、涙ながらにゴールを遂げました。

この幼稚園の園長先生は、昔も今も教育は変わらない。と言われていました。何故、マラソンを・・と言う問いに、『挑戦する事が大事。結果ではない。挑戦するその気持ち。そして、実行するその行動力。それを突き動かす叡智』と言う内容の話をされていました。マラソンをしてゴールをきった人よりも、途中で無念ながらリタイアした子供達の方が、まっすぐ成長するでしょう。とも話されていました。自ら苦しみを背負い、マラソンと言う過酷な運動の中から、自分と戦い、この苦しみに打ち勝つことで、人に優しい人間として成長してくれれば嬉しい・・・と言われていました。昔も今も教育は変わらない。と・・・

また、園長先生は、親に対する教育もしっかりされていました。子供に指示をする事が親の務めではない。親は、子供から教えられ、育だててもらっている。子供に教える前に、親に教え、親が智恵を授かり、まっすぐ成長する事が、子供達に対して、一番還元できる何よりの薬だと・・・

私は、この番組を見て、感動 : 『can』と『Do』~出来る と する。~と言う気持ちになりました。園長先生という智恵のある年配者と中間世代の保護者、今後の未来を創る園児達の三世代、四世代。この様に多世代が、融合し、未来を背負う子供達の為に、その子供達が、たくましく、人に優しく、何事にも挑戦する人間へと成長する為に・・・と言う同じ目的を持って、同じ方向へと向かう。その姿を、私は目指しています。

笑老ライフ大学では、是非、この姿を、福岡市南区横手で実現させたいと思います。いまこそ、『智』を結集し、『分離や損得』と言う対立的な思考ではなく、『統合・共生』と言う有機体的思考で進めなければならないと思います。日本中に、この様な環境がいっぱい出来れば、今のねじれを克服できるだろうと思います。(鷹尾)

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 2:02 PM  Comments (0)
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