福岡地区は、霧の朝を迎えました。
おはようございます。皆さん、今日も、スマイル・スマイルですか???
さて今日は、どうにも埋められない何か・・について書きたいと思います。
私が、住宅の営業をしていた25歳の時でした。
ある不動産会社の社長様より、近々、家を建てる必然性の高い方の情報を頂きました。きちんとした紹介ではなく、情報を頂いたのです。
私は、その社長にお礼を言い、絶対、契約してみせる・・と自分に言い聞かせ、そのお客様の家に突撃訪問をしました。
そのお客様は、事情があり、住み替えを行う計画されていました。是非、私が勤める会社で建築して欲しい・・ついては、私達の自信作を見て欲しい・・その旨を伝え、ご主人と会わせて頂きたい・・との申し入れをしていました。しかし、中々ご主人に会えません。『折角、〇〇社長に紹介してもらったのに・・』悶々とした日々が続きました。何かきっかけがないか???そればかり考えていたある日の事です。
奥さんとの会話の中で、仮の住まいに引っ越しをする情報を頂き、引っ越し日が『〇月〇日』という事がわかりました。
チャーンス!!到来!!
そのご家族がどんな生活をしているのか?色の好みは?・・等、いろいろ自宅の設計をする上で、知りたい情報が満載な今住んでいる自宅。引っ越しの手伝いに行けば、それがわかるし、ご主人にも会える・・
『引っ越しの手伝いに行こう!!』そう決めました。
当日、1人の後輩を連れ、『おはようございます!!』突撃訪問です。『お邪魔しま~す』
勝手にお手伝いです。ご主人も・奥様もビックリしていましたが、『負けた』という表情を、一瞬浮かべましたが、『宜しくお願いします』という事で、お手伝いをする事になりました。
大きな収穫を得た後、夕方からは、焼肉です。。いろいろご主人と話をさせて頂き、ようやくプランニングに入る事が出来る様になりました。
何度も、何度もプランをやり直し、ようやく納得いくプランができました。『〇〇さん、今回のプランに近い住宅がありますので、一度見学をしてみませんか?』『行ってみよう!』という事で、見学に行きました。。。
それから3日後、契約に関するお話をする為、設計の課長と訪問です。
私としては、良い家を創るぞ!!と意気込んで訪問しました。すると・・・
『鷹尾君、私は、家を建てる上で、君に頼もうと思ってる。。しかし、君は、〇〇ホームの社員だ。先日、〇〇ホームの家を見に行き、率直に感じた事は、おもちゃのような家だ。。そう感じた。鷹尾君、君は、△△ホームの様な家を建てる事はできんかね??』
『ええ・・ありがとうございます。嬉しいです。でも、私は、〇〇ホームの家しか創る事が出来ません。』
『そうしたら、君は、△△ホームの家を売らないか?』
『ええ・・・』
『鷹尾君、どうしても〇〇ホームの感性が合わない。軽く感じる。君から家を買いたいが、どうしても私の感性にあわないんだ。。』
『鷹尾、ここまで言って頂いたんだから、いいじゃないか・・』と設計課長が、落ち込む私に声をかけます。
何とも・・何とも・・声が出ませんでした。私から、家を買いたい・・しかし、私の所属する〇〇ホームの家は、感性に合わない・・
世の中、どうにもならない事があるのか???
そういう出来事がありました。
それが、一昨日、あるお客様から、『お宅の提供している住宅やサービスは、今まで見学させて頂いた中で最高です。ただ・・』どこかで経験したフレーズ。。。
『糟屋郡志免町になるからね・・』
福岡市に長年住んできたAさん、糟屋郡志免町の昔を知っており、都落ちする感覚を持たれている様です。。
25歳のあの時・・44歳の今・・
同じ体験をしました。が、今回は、前回の経験があった為、切り替える事が出来ました。
この感覚・・ 変な感覚・・ 自分に何らかの責任があるのですが、これから先、あのセリフ・・を聞かなくて良い自分に成長します。。