人間見聞録・・時間の使い方

皆さん、おはようございます。

今日の福岡地方は、どんより・・な天気です。昨日が良すぎた為、これくらいで調度いいのかな〜と、朝から贅沢な事を言います。

今日は、時間の使い方についてかかせて頂きます。

昨日の夕方の事でした。

とある介護スタッフと話をする機会がありました。

「今日の入居者さんは、皆さん元気にしている?」と質問しましたら、「今日は、〇〇さんが・・・」と言います。

〇〇さんは、体は元気なんですが、認知症の方です。家に帰りたい・・家に帰りたい・・そう言って訴えてこられたそうです。「〇〇さん、今日は、家についていく人がいないから、ついて行ける人を探しましょうか?そして、Aさん(ケアマネージャー)に、相談してみましょうよ・・」「・・・」

結局、〇〇さんは、昼食も食べなかったそうで、部屋から出て来ない・・と言う内容でした。

「そうですか・・・」 凄く気になります。こういうケースをゼロ(0)にしたい!それが目標です。だから・・・

私は、かねてから思っていた事ですが、ケアマネージャーがいても、ライフプランナーは、この業界にはいないんです。

今回、〇〇さんがご入居されている「安息」では、「安心と活力ある生活をプロデュースし、穏やかな日々を、最期の最期までお過ごし頂く。」これをテーマとしています。

そんな中、プランの創り方と修正力が未熟な為、〇〇さんの様な事になっているケースがありまして、ここに向けた改革を、組織体制を変える所から行なっている最中です。

1日の時間をどの様に過ごすか?これは誰であれ同じテーマです。

目標がある人、目標がない人、体が自由に動ける人、体が自由に動けず、誰かに頼まないと動けない人、体は動けるけど、認知症の方・・・等々、いろいろな違いはあるにせよ、時間をどの様に過ごすか?これにより、後々の人生がぜーんぜん違う事になってきます。

私は、ライフプランナーが必要だと思いますし、それに対する教育も行なって行かねばなりません。また、介護に携わる人の数には限界もあり、人で解決出来ない部分を、動物・モノ・落ち着く空間で補い、人の心を整える有意義な時間が過ごせる準備も必要だと思います。

これらについては、産・学・官で連携を行い、共通性やエビデンス等を取りながら、是非、ライフプランに組み込める様にして行く方向にもって行かねば・・と思っています。

笑老ライフ研究所においては、会員の皆様方のお許しがあれば、是非、この分野についての取組が出来ないか?と考えています。

NPO法人笑老ライフ研究所がコーディネート役になり、いろいろな人や機関のバイパスとなって、この仕事に関わる人、この仕事に関わっていないが技術をお持ちの人、エビデンス等、研究を一緒に行なってくれる人等とが力を合わせて、この問題に取組、見出したい結果を出せれば・・と思います。

どんな人であれ、時間は平等に与えられています。しかし、目標や住む環境を含めた環境によっては、全く違います。

私は、是非、命の質が高くなる時間を費やして頂きたい・・と思いますし、それに貢献できるチームを構成したい・・と思います。

今日も、それに向けた努力・努力・努力です。

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 8:53 AM  Comments (0)
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