人間見聞録・・認知症

皆さん、おはようございます。

今朝の福岡地方は、晴れ・・の朝を迎えました。私の部屋に朝陽があたり、何とも清々しい朝です。いろいろ考える事もあり、気が上がっていましたので、朝陽に向かい、先程まで瞑想をしていました。しかし、中々雑念を追い払うことができません。。。

さて今日は、認知症について書きたいと思います。

昨日、通所サービスに通っているWさんがいない・・その様な出来事がありました。細々した事は省きますが、結局、皆で探し始めて約1時間後位に見つかりました。見つかった時、Wさんは、顔・手に怪我をしており、どうも転んだそうです。怖かった・・そういう感想を言われていました。

Wさんは、一見、普通の人です。普通の人が歩いている・・そう思うと思います。

歩きもスムーズですし、しゃべりも普通ですし、どこが認知症なの?っていう感じです。

しかし、認知症なんです。自分を探し、自分らしさを探しに行かれている人なんです。

今、全国各地でこの認知症の方が増えています。現在、警察に捜索願いの出ている方でどれ位いるんでしょうね。。平成15年に私が聞いたうるおぼえの数字でいうと、約30,000件位と聞いた覚えがあります。それからすると、もっと増えているでしょう。

高速道路の逆走・・ 自分の車をどこに止めただろうか? などなど、物忘れ と 認知症という病気 の区別がつかないまま日常生活を継続している方は多く、無意識の意識の中で、たくさんの危険と隣合せで暮らしている状況の人が数多くいるんではないか?と思います。

私達が今するべき事は、認知症を正しく勉強する事です。そして、認知症になっても自分の住んでいる家で生活したい・・それを継続させてあげたい・・という希望が叶う社会環境を創る事です。

今後ますます認知症の方が増えていきます。しかし、認知症の方が生活できる施設は増えません。病院に入院している認知症の方も、地域社会に帰ってくる時代になります。

従って私達地域市民が、認知症という病気を理解し、その病気の方々を受け入れる体制を創る必要があると思います。

皆さん、認知症を勉強しませんか?

この病気は、誰もがなりうる脳の病気です。 人事ではありません。 もし自分がなった時、人として、今まで通りの対応をして欲しい。。そう想いませんか?

私は、そう思います。だから、今、認知症である方にもそう対応したい。。と心がけて接している積もりです。

皆さん、私達と一緒に認知症の勉強をしましょう。 そして、その方々が人生最期の時まで暮らしたい・・と思うその場所で生活できる環境を創りましょう。 

 

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 8:11 AM  Comments (0)
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