人間見聞録・・タコツボ
おはようございます。今日は雨の朝。。やっぱり晴れがいいですね。雨になるとそう思います。相反する事が一体になってますよね。。
今日は『タコツボ化』について書こうと思います。
久しぶりに『現場力を鍛える』という本を読み返しています。
読み返していると、いつの間にか認識違いをしている箇所があり、良い機会となっています。
『現場力とは・・』一体何だと思いますか?
現場は、会社の方針のもと、日々お客様と接しています。その中で、いろいろなケースがあり、判断に窮する事も多々あるんだと思います。何より、社会状況も、気候も、人の心も・・いろんな事が日々変化していますので、現場でお客様と接していると、日々違う事象が現れ、今まで決めていた方針ややり方を見直さねばならない状況があると思います。
これは、行政においても同じで、今、志免町においては、まちつくり志民大学をつくり、地域推進課をつくり、住民が行政に参画できる条例をつくり・・・ それだけ多様化した町民ニーズに対応していく上では、より小さな単位の行政で、より多くの住民に参加して頂いた中での地域経営をやらねば運営がもたない。。という事だと思います。
この様に人の変化が激しくなっている時代の中で、常にお客様欲求を読み取り、人間を研究し、社会状況を読みながら、ニーズに対応していくか?
組織のリーダーを中心に、信頼関係をベースとして、喧々諤々とした議論を交わし、三方良しの考え方の基、自分の役割は何か?を考えながら行動出来る人財を揃えていかねばなりません。。それにより、タコツボ化を打破するんです。。
立上げ組織の場合、社長をトップに、三方良しの考え方の基、皆で全体の事を行います。人手が足りないから皆で協力しながら行います。それだけ、立上げの時というのは、意識の高い人が集まる様です。
しかしそれが落ち着き、安定・パターン化軌道に乗ってきた頃より、親方日の丸的な考えの人が組織に入ってきます。そうなると、変化を好みませんので、だんだん、自分の身の回りを固め始めます。それが、強力な縦割れの組織型になり、いつしか島意識の高い部署が出来上がってしまい、変化についていけない組織になっているんだと思っています。
では、タコツボ化になった状況をどう打破すれば良いんでしょうか?
それは、トップが、そこを打破しないと未来はない。と思うかどうか?だと思います。もしそう思えば、人事から手をつけ、組織の再編を行うでしょう。そして、評価基準も変え、向かうべき組織に人心が沿う様になるための政策をつくり、環境をつくると思います。後は、真にアメーバーの様な動きに組織が進むような仕掛けを行い、そこに向かうように解き放つ・・
日産が、経常利益かどうか記憶していませんが、トヨタを抜いたそうです。
ゴーン社長が日産を改革する際、このタコツボ化を打破し、アメーバーの様な動きになる様、徹底した現場力を発揮できる様な仕掛けをされたそうです。その積み重ねの結果・・・
現場力・・ いろいろな問題に自ら気づき、その問題を解決できる力を持つ現場。
その為には、喧々諤々議論し、そこで決めたらそれに従う。
皆さんの家、職場では、喧々諤々の議論は行われていますか?真剣な話し合いが行われていますか?
これがないと事なかれ主義のタコツボ化に陥ってしまうかも。。
今日も1日、お互い頑張りましょう。
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