人間見聞録・・とても良い支え合いに触れました。

今週は、良い天気が続き、本当に気持ちが良いです。

高齢者の方向け住宅の入居者さんも、朝から散歩に出かけ、挨拶すると皆さん『明るい表情』をされています。これだけ天候が人の心に作用しているんですね。。

昨日の事でした。

高齢者の方向け住宅にご入居されているNさんが、お腹が痛い・・ という訴えが強くなり、急遽、救急車で病院に向いました。その車には、点滴や着替え等を両手に抱えた看護師で責任者のMさんが同乗します。

暫くし、昼ご飯をS君としている時です。S君が私に話しかけてきます。

『Mさんに、病院からどうやって帰ってくるんですか?と質問したんですよ。そしたら、タクシーで帰ってくる。という返事だったんです。いろいろ考えましたが、迎えに行ってきます』

この話をする前に、S君は結構迷ったと思います。。

心はMさんを迎えに行きたい。業務の事を考えれば迎えに行く事に反対される。  

どうしよう??

彼はそう思っていたはずです。

意を決し話してきた内容は・・ 『Mさんを迎えに行こうと思ってます』 でした。

『Mさんは幸せやね。気をつけて行ってきてください。』

そうS君にお願いする自分がいました。

何がそう言わせたか・・ 

これは、ただただ S君が悩んだ上で選んだその気持ちに共感したからです。

『Mさんの事だから、多分、タクシー代を自腹にするだろう。そして、1人でしょいこむだろう。そんなMさんの献身的な生き様があるからこそ、ここの住宅は成り立っている。大切にしないといけない。。』

この様な事を言ったわけではありませんが、そう結論づけ、そういう事を言いたかったんだろうと感じたからでした。

日頃の仕事から互いの関係が構築され、いつの間にか良い支え合いの関係になっているこの2人。
最初はギクシャクしていましたが、真の姿に触れ合う事で、解り合える関係からもう一段上の関係へとステップアップしている・・ と感じています。

こういう関係が広がると、真のチームが形成されてきます。

チーム創りは難しいですが、リーダーが自分が責任を取る。。という強い意志メッセージを発し、その前提の中で、自分が率先垂範しながら日々事を行なっていくと、この様な支え合いが産まれてくるんですね。。

チームが、活き活きと、信頼関係を構築しながら仕事をする。その前提には、リーダーの強い意志と率先垂範の行動があるんだと言う事を教えて頂く出来事でした。。

支え合う・・ 人という字はその通り。。

得意分野もあれば、不得意な分野もある。 多少の強い面もあれば、多数の弱い自分がいる。 
仕事を通じて、その両面を互いが知り合い、噛み合う様になっていく。。
素直にぜーんぶ見せれば良い。弱い自分を隠す必要もない。弱い・・当たり前だ。

こんな言葉があります。これは、クリスチャンである下稲葉先生から頂いた言葉です。
「主は、『わたしの恵みは、あなた(パウロ)に十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである』と言われたのです。ですから、私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう・・なぜなら、私が弱いときこそ、私は強いからです」
自分自身の『内なる惨めさ』を自覚しつつ、その弱さの中に働いて赦し強めて下さる神によって、『弱い時にこそ強い』指導者として立つ必要がある。

自分を自分とわかってもらう為に・・ 自分になる為に・・ 

そういう理由で始めたブログ。。

根っ子が出来始めました。。

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 8:44 AM  Comments (0)
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