人間見聞録・・人を伸ばすには・・

昨日、一昨日・・ まちづくり志民大学の分科会がありました。
昨日は、地域コミュニティ活性化分科会、一昨日は、高齢者・福祉分科会です。
これらの分科会は、大学の受講生で、この分科会に参加希望をされたメンバーで構成されています。言わば、この街を住みやすい街にしよう!とする意志を持ち、行動しようとする仲間達です。

全国、いろいろな地域が行なっている政策を議員さん達が勉強に行かれ、その内容を報告して下さり、わが街の抱える課題を解決していくために、地域をより住みやすくする為にどうすれば良いか?をメンバーで話し合っている最中です。

この分科会の中である事について話し合う時間がありました。それは、『人を伸ばす』に関する事。

こういう活動を行なっていると、輪の拡がりに関する事を議論している際、このテーマが出てきます。
自分の仕事が増えるから・・・  自分は関心がないので・・・  自分は言われた事だけやります・・・
関わって欲しい人、部署などからこういうセリフが来る事ってありませんか??

『なぜあのセリフがでるんだろう?』・・何をするにしても人に感動して頂けないと、事は動きません。

『あのセリフが出る背景にどんな事が考えられる?』・・『現状を改善し、より目的達成に近づいたり、目標を達成する為には、〇〇の様にしては如何でしょうか?と云う提案を評価する制度を設けてみては如何でしょう?』・・『それは行なっています。』・・『これは私の推測ですが、これを行い失敗したら、誰が責任をとるのか?って、責任追求に関する事言われる環境で育っている人には、あのセリフを言う人が多いと思います。』・・『どうも、そうのごとある。。』

その分科会も21:20分に終わり、22:00からの報道ステーションを見ていました。

すると、『褒める事によって人は伸びるか?』・・という様なテーマでの報道がうるおぼえですがありました。

同じ作業をする3つのチームがあります。Aチームは、褒める・・という評価をします。Bチームは、褒める・・という評価を映像で視る(Aチームの様子)という評価をします。Cチームは、特別なんの評価もしません。。そういう実験を行なったそうです。すると・・・
翌日の作業効率は、Aチームが+20%、B・Cチームは、+14%という結果となり、出来た事を当たり前・・ではなく、良く出来た・・という評価をキチンと行なったチームの方が意欲が増し、吸収しようと言う姿勢になるのだそうです。。

人を伸ばす、育てる・・ という事については、北風と太陽という極端な2極での例えがあります。

褒める・・ それだけでいいのか? 叱る・・ それだけでいいのか?

私が介護に関する仕事を始めた平成15年。最初に責任者として関わらせて頂いたデイサービスで、人にスポットを充てた『この人を』というタイトルで冊子を創っていました。これは大人気で、『私にも取材をして〜私も取材しろ〜』という状況になった企画でした。

この冊子に登場された方でHさんという人がいます。現役時代、中学の校長先生をされていた方でした。
私は、昨日、その方の座右の銘を思い出し、この言葉を広く皆が軸に入れる事が出来ればいいのに・・と思ったところでした。。その言葉とは・・

『1つ叱って、3つ褒め、5つ教えて良き人となせ。』・・です。

責任・・ これを部下に押しつけ、名誉・・ これを自分のモノにする。 感情で叱り、感情で怒鳴る。全て自分軸で相手に押し付ける。。人を伸ばす事など全く考えていない。それより、自分の保身だけ。。 

この関係では人は育たない。萎縮する一方で、何もしない事、指示された事だけやれば良い・・ という事になると思います。

こういう育て方をしている方、いませんか?

人口縮小の折、ほんとに教育は大事だと思います。。少ない人数で、この国を成長させようとするんですから。。

いかに教育が大事か・・

私達の分科会は、ここを大事にしながら行うチームでありたい。。そう思います。それが、人と人を結びつけ、広げる事に繋がり、最終的には、世代バランスのある創造的なチームになると思います。。

苦難はあるでしょうが、とっても楽しい時間を過ごしています。。

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 9:01 AM  Comments (0)
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