じゃん・けん・ぽん

ある日の事です。

福岡市南区長住にお住まいで、職場もその地にあるE氏が、『この場所を、もっとお年寄りの方が気軽に来れる場所にしたか~』と、笑みを浮かべながら、低音で、ささやくように話した事がありました。

E氏は、建築家であり、お母様が、福祉用具の販売を行われています。ある日の事、1人の年配女性が福祉用具を求めてお店に来られたそうです。『何故福祉用具が必要になったか』から始まり、お嫁さんの事、お孫さんの事・・・約4時間程いらっしゃった出来事があったそうです。また、ある老齢男性が、手術の話から始まり、地獄のリハビリ、そこから這い上がるのにどれ位頑張ったか・・・この方も同じくらいの時間お話をされ、『転ばぬ先の杖』として杖を購入していかれたそうです。

こういう一連の場面を、E氏は片隅からか、正面からかわかりませんが、強く心に湧き上がってくるものを素直に『ささやいた』言葉があの『気軽に来れる場所にしたか~』だったんだと思います。

E氏のそんな思いを受け、まずは、『その地域の事を勉強しようツアー』を企画し、実行しました。その地域の事に詳しい方の所へ伺い、いろいろな角度から地域の抱える問題とニーズについてお話を伺い、こちらの構想に関するお話をさせて頂き、とても共感を頂き、一緒に行おう!!と言うお話まで頂きました。その上で、昨日、その構想を実行する上で、どうしても取り入れたい事業があり、その事業を長年行われている方の下を訪れたのです。

訪れた先は、『雀ケンポン』と言う健康麻雀を行っている小正代表です。ここでは、『のまない・かけない・すわない』の3原則の下、老若男女が、麻雀を行っています。昨日も、満席状態で、中には、若い男性もいたり、若い女性と老齢の女性、老齢男性2人と言う卓もありました。そこに来ている人の顔が【いきいき】しており、93歳の大先輩もこの日はお見えでした。

小正代表曰く『日本は、何故、介護が必要でない方々の健康維持等を含め、介護にならないような政策に、予算をつけないのでしょうか?』『人生の大先輩たちは、誰も介護状態になりたいと希望していないと思います。だから自分で何かの方法を考え、楽しみながら、その予防をする工夫と努力をしているのだと思います』『私は、麻雀というゲームが楽しく・面白いと思っています。きっと私と同じ考えの方がいるはずだ。だったら、その方々の為に、私が立ち上がり、皆さんのお役に立つ様頑張ろう!!』と言う思いで、健康麻雀を、始められたそうです。

この『熱く』『熱く』『燃えるように熱い』お話に、E氏も私も、冷静に、冷静にと言い聞かせている自分に気がつきながらも、お話に魅了され、いつしか現実的なお話の段階まで進めていました。小正代表が、私達の考えに共感して頂けたので、細かい事についてもいろいろ教えて下さり、貴重な時間となりました。きっとE氏も、心に期する何かが芽生えたのではないか?と思います。

『出会い』これは、本当に人を動かしますね。私が高校野球を卒業する際、福岡県高校野球連盟より、ある詩を頂きました。タイトルや内容は以下になります。

《福岡県の高校球児たちへ》 というタイトルから始まり、今でも忘れない最後のフレーズは、『感動は、CAN と DO。出来る と する から産まれるものである。』この言葉で締めくくられていました。これは、忘れる事の出来ない衝撃的な言葉でした。

昨日の『出会い』により、小正さんの話を伺い、E氏や私も、『感動』し、『出来るのではないか?』『挑戦してみようよ!』と言う心の叫びが生まれてきた事に気づいています。今回の構想を進めるにあたり、昨日の出会いに、大いに感謝・感謝でした。

みなさん、いちど、福岡市中央区舞鶴にある健康麻雀『雀ケンポン』に遊びに行って見て下さい。

小正代表、昨日は、貴重な時間を、どうもありがとうございました。謝謝。

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 10:50 AM  Comments (0)
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