母から学ぶ。。
おはようございます。
今朝は、母との事をすこ〜し書かせて頂きます。
私の母は、1942年生まれの72歳です。私と2廻り違う午年生まれになります。6人姉兄の末っ子として産まれました。途中、2人の姉兄が幼少の時に他界した他、仲良くしていた兄も7年前に他界しました。
そんな母は、2007年に、私が今勤めている社会医療法人栄光会が経営するホスピス・ターミナルケア病棟で人生最期を迎えた父の死以降、仕事をしながら1人で暮らしてきました。
定年退職後はボランティア活動をし、社会との関わりを積極的に創って行く努力を惜しまない気持ちの強い母です。
幼少の頃より、妥協をしなかった母。。という印象が今でも残っています。『ダメなモノはダメ』と教えられました。
そんな私の中では強く自分をしっかり持っている母を、私は『なんでもう少し俺達の提案を受け入れてくれないかな?』と想いつつ、母は自分の好きなように生きるだろう・・ と、老いていく事を全く考える事もなく時を過ごしてきました。
しかし数年前より段々変化が見られる様になり、一緒に生活する事を提案するも断られ、そのまま見守る事を継続しながら過ごしてきました。それもこれも、妹やご近所の皆さん、母の友人知人の皆さんの心あたたかい見守りや、大きな心で包んで頂いていた御陰です。私はきっとそれに甘えていたんだろうと思います。
昨日の朝、とある事をきっかけに『もうこれ以上、1人での生活を継続させる事はより病気を進める事になる。同居する事を納得してもらうべく今日は望もう!』と、意を決して田川に行きました。
妻、子供達、妹2人は、同居する事に同意してくれていましたので、後は母の魂だけです。
昨日ゆっくりと話し始めました。
母の涙が止まりません。
私も胸が苦しい。でも今はこれがベストだと想い心を尽くして話しました。
『これは大事なモノだから・・』と言ってある品物を私に渡す母。
その夜・・『あの時どういう気持ちであの品物を俺に渡したんだろう?きっと意を決して渡したんだろうな〜』と想像すると涙が流れてきます。
大切にしたい。という気持ちが沸き上がり、母さん、今まで申し訳なかった・・ごめんなさい。 と、叫びたくなる位の想いでした。
今からでも遅くない。今からの時間を大事に感謝しながら過ごしていこう。そう思います。
この歳になって、まだまだ母に教えて貰う事がたくさんある今の自分。。
まだまだ未熟者です。。
母からみて、なくてはならない存在になってるかな〜
そうなれる自分に成長したい。。
そんな事を思う朝です。。
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