ひたむき

おはようございます。
雨かと思いきや、晴れ間ものぞく今朝です。桜の花も何とか踏ん張ってくれています。

今朝は、ひたむきな姿勢。についてちょっぴり書きたいと思います。

私は、この『ひたむきな姿勢』という言葉と姿勢は大好きです。
特に高校野球を含め、高校生のスポーツにそう感じています。

私が高校生の時でした。

田川高校野球部　→　早稲田大学野球部　→　阪神タイガース　　こういうステップをふみ、プロ野球選手になりたい！　これが目標でした。

小学５年の時に右手首の骨を２本骨折し、１ヶ月半程ギブス生活。ギブスはとれましたが肘が真っ直ぐ伸びません。『先生、どうしたらいいですか？』『お風呂で伸ばす練習をしたらいいよ』『はい』
その日から毎日、肘を伸ばしていました。これが痛いんです。自分でリハビリを行いました。しかし真っ直ぐになりませんし、固まっていきます。

中学に入り野球をしました。レギュラーを頂き『さあ、やるぞ！』と毎日先輩と一緒に遅くまで練習をしておりました。が、ある日突然右肘が痛くなります。病院では『野球を辞めなさい』です。

人生お先真っ暗。。

父の懸命な呼掛けが心に響き陸上へ。もしかするとまた野球が出来る日がくるかもしれない。その日の為に足腰を鍛えておこう！
中学２年の夏、進学したい高校田川高校が甲子園に出場します。。

もういてもたってもいられません。

そこからは野球まっしぐらです。

右がダメなら左があるさ！の世界です。

日々、日々、左感覚を鍛え左で野球をし、１日でも早く１日でも早く右の時と同じ状態になりたい！と思いながらの日々でした。

その夢も、高校１年の冬の練習で右肘が完全ロック状態になりいよいよ手術。これで終わった。。と行く宛のないフワッ・・とした時が流れます。その後の記憶無し。覚えていません。

ある日突然グランドを見つめ、ユニフォームをして練習している同期をみて『いいな・・　羨ましい・・』と思った所から記憶が戻ります。それからはマネージャーといいますか、練習生として野球部に帯同させて頂き、ユニフォームをきて一緒に練習する喜びを感じつつ、チームに元気を届ける役目を果たす！これが目標でした。
毎日・毎日・・

春のある日、九州大会の予選でベンチ入りするメンバーの発表です。

主将の鈴木が私に近寄ってきます。

『鷹尾、先生が言ってたぞ。他の３年がベンチ入りできなくても鷹尾だけはベンチいりさせる。って。』

飛び上がる程嬉しかったんです。

見ていてくれたんだ。。見て欲しいと思ってやった訳ではないのですが、見ていて評価をしてくれる人がいた事に大変感激しました。

それ以降、日々コツコツと頑張る人をみるとついつい声をかけたくなります。とっても神々しく見え、美しいと思うんです。

今、私の職場にＨ君がいます。

日々、コツコツとひたむきに仕事をしています。無口なのですがコツコツしっかり相手の方の心を見つめ、コツコツと。。
そんな彼が介護福祉士の試験に合格しました。

『鷹尾さん、合格しましたよ』

私に近づき、そっとささやくＨ君。嬉しかったんでしょうね。

『そうか、良かったな。』そう言って握手を交わし『Ｈ君、焼き鳥を食べに行こう！』と言いますと、ハニカミながら笑顔をこぼしました。

今後も、ひたむきに頑張る人にスポットをあてたいですし、私自身もひたむきにひたむきに生きたいです。。