引き際

昨晩、〇〇さんとお茶をしながらお話をしました後、家に帰り、40分程歩き、汗を拭いてニュースを見たのですが、ニュースを見て『びっくり!』です。

昨晩も共に歩いた女房から、『お父さんしらんかったと?』と言われてしまいました。私は、昨日の23:00位に初めて鳩山さんの演説を聞きました。

思い返せば、昨日という1日は、『引き方・引き際』の話題が、身の回りで多い1日でした。新しい一歩を踏み出す為に・・

何かを辞める・・今、行っている事から身を引く・・引退する・・

この体験は、どなたも1度は経験していると思いますが、皆さんは、こんな時、どの様にされましたか?

私は、直球で行った事もあれば、変化球で行った事もありますし、自然消滅も経験しました。

直球で行った時は、ありのままの自然体で、真正面から体当たりです。一番最初に経験したのは、高校1年生の冬に、私の右肘が動かなくなり、手術をしないといけなくなりました。その時、野球部員であった私は、甲子園を目指し、冬のとってもきつい練習を毎日行っていました。私は、本当に手術しないといけないし、自分は本意ではないのにもかかわらず、そのきつい冬の練習を休まないといけない・・しかし、この事を、先輩や仲間の中で、信じてくれない人がいて、『練習がきついからだろう・・』と言う人もいました。腹の底から『くそー』と思いましたが、本当に練習がきついので、それから逃げる為に手術をし、野球部を辞める・・という事ではないのです。私の中では、ただでさえ野球が出来ない事に対する絶望感がある中、この追い討ちで、更なる絶望です。しかし、嘘を、自分についていない事だけが、唯一の誇りでした。手術後10ヶ月の時が過ぎ、気がつくと野球部のグランドを眺めている私がいました。手術後の10ヶ月の間、自分がどう過ぎしていたのか記憶がありません。ユニフォームを着て野球をしている仲間を見るに付け、マネージャーでもいいから野球をしたい!!そんな衝動が産まれ、再度野球部に入部させて頂き、ひたすら練習し、春の大会はベンチに入れて頂き、右から左で本格的に野球をし、夏の大会では、5番レフトで先発メンバーに選んで頂き、完全燃焼の末、高校野球生活を終えることができました。あの時、自分に嘘をついていたら、あの完全燃焼はなかったと思います・・・

一方変化球を投げた時は、嘘を会社の上司につきその会社を辞めた時と、まだ結婚していない時に、お付合いしていた女性とわかれる時です。この変化球を投げた時は、自分の中で、節目・けじめがつかない状態で、ずーっともやもやしています。従って、中々次に進む事が難しいし、『よーしやるぞー!!』と湧き上がる継続的エネルギーが出にくい状況になります。

また、自然消滅の時は、これに輪をかけてそんな状態になります。

以上の経験から、私は、熟考の上、いろいろな事、関係各位の方々の気持ちを含め、三方良しになるように考える事は大切ですが、必ずしも、直ぐその様な結果は出ません。大事なのは、『自分に嘘をつかない』それが大事だと思います。一時的には不穏な状況を引き起こすかもしれませんが、結果的に三方良しの状況を創りだすのだと思います。

一番大切なのは、その後、新たな一歩を、力強く踏み出す・・と言う事だと思います。そのエネルギーをもって自分が頑張れれば、お世話になったいろいろな方々へ、恩をお返しする事ができると思います。

今、引き際で戸惑ったり、悩んだりしている皆さん、参考になるかどうかわかりませんが、新たなエネルギーが産まれる決断をなされて下さい。

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 9:50 AM  Comments (0)
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