森 繁治 さん。
おはようございます。
今朝は梅雨の中休みを感じさせます。
涼しい朝を迎えた6月7日木曜日です。
昨夕、久しぶりに森先輩を訪ね、とっても素晴らしく、ありがたい時間を頂戴しました。
大学からの友人の中に、今までの自分の生き方が通用しなくなり、病にふせり、誰とも会わずに1人で生きている人間がいます。
その彼が、はじめて
「助けてくれ!」と、私の前で涙をしながら頭を下げるのです。
こういう彼と出会ったのは初めて。
私としては、
人の間に入らないと人間になれないと思い、彼が今住んでいる場所が、何の因果が森先輩のコミュニティ近くだという事で、そのコミュニティに彼を入れて頂く事ができないかどうか、相談の連絡をしました。
すると、即座に
「よしわかった。3人で会おう。」と言って下さり、昨日の迎えました。
私としては、彼が立ち直るきっかけになるのではないか?と思っていました。
待ち合わせの場所に伺いますと、森先輩が外に出て迎えて下さります。そして奥様が玄関先で迎えて下さります。
ありがたい。ほんと、ありがたい。
そしてお茶を出して下さり、彼の話を聴いて下さいました。
ひとしきり彼の話を聴いて下さった先輩。
少しづつ語り始めます。
「〇〇君、自我は消えない。一所懸命努力をしているけどなかなか消えないんだ。でもね、唯一消える瞬間がある。それは、ありがとうございます。と心から感謝の念が湧いた時だ。」
と教えて下さいました。
その後、彼の表情をみつつ、彼がどこまでわかっているかを確認しながら、ご自身の経験も交え、どこまで言わないと伝わらないか?を模索して頂きながらお話をして下さいました。
その中で、だんだん彼の核心に近づいていきます。
そして最後に
「而今」
と書いた1枚の紙を、彼にプレゼントしてくれました。
「今、この一瞬に生きるんだ。」
この言葉は、彼の心に響いた様です。
頭で理解する事が身体に染みついていますが、この言葉は、彼の心にスッ..と入った様に感じました。
丸2時間、真剣勝負の場でした。
私も、彼と同じ悩みや苦しみを感じた時の事を思い出していました。
そして、自己改革に着手する事を決意したあの日の事も想い出しました。
「こんな自分の傍にいてくれる妻に、心から感謝したい。」
「こんなお父さんの子供でいてくれる子供達に感謝したい。」
心からそう思います。
生きる意味を教えて下さった諸先輩や同僚の人達に、「あの時、だからあの様にして言ってくれていたんだ。ありがとう。」と心から言いたい。
森さん、ほんとうに、ありがとうございました。
私の心も磨いて頂きました。そして、言わなくてもいいお話を、彼や私の為にお話をして下さり、心から感謝しています。そのお氣持ちに報えるよう、日々精進します。
その森さんは、企業を定年退職された後は、今までの人生でお世話なった全ての方へのお返しの意を込めて、筑紫野市は二日市にあります「正行寺」で布施をされています。
その二日市で、毎日毎日道路に落ちているタバコの吸い殻を拾っている男性がいるという事を教えて頂きました。
1ヶ月に、大きなゴミ袋が3つも満タンになるそうです。
その方も、定年退職後、お世話になった全ての方への御礼を込めた布施の意で行っているそうです。
こういう生き方をしている諸先輩がいらっしゃる事を聴き、また1つ生きる目標が出来ました。まだまだ頑張ります。
彼のお陰で、こういう時間を過ごせてありがたく思います。
今日が皆さんにとりまして、最良の日になりますように(^^)/
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