人間見聞録・・喜楽

この3日間の事について書きたいと思います。

10月9日(土曜日)は、朝から長崎日大高校野球部の練習見学に行きました。それも夫婦で・・・ 看護師をしている妻は、シフト制の勤務をしており、中々、土曜日や日曜日が休みになりません。息子が頑張っている姿をみたいだろうと思い誘ってみると、『いきたーい・・』の返事。おにぎり・お茶・コーヒーを持参して、諫早に向けて出発です。

グランドについて、いつもの定位置に車を止め息子を探します。私達は、息子が嫌がるだろう~と思い、グランドから少し離れた所から、練習を見学しています。どんな練習をしているのか?は、野球をしていた私にとって、とっても興味深く、元来、試合より、練習を見るのが好きな私にとっては、ハッピーな時間です。

11:00に到着し、19:00までのロングラン、妻と一緒に、車中から練習見学を堪能しました。それから福岡に戻りましたが、帰りの途中、息子から電話があり、とってもハッピーな報告を貰いました。今でも、その事を思い出すと、心が晴れます。

10月10日(日曜日)は、栄光病院のホスピス病棟で、妹のコンサートがありました。

当日は、母もコンサートに来る予定になっていましたが、私としては、父が栄光病院で亡くなって13年、それからはじめて栄光病院の土を踏む母が、父の事を思い出し、涙にくれて、深い悲しみがよみがえるのではないか?と心配していました。

栄光病院のホスピス病棟に付き、会場つくりを手伝っている時、当時の担当看護師である佐藤さん(男性)が来てくれました。それも母に会いたい・・という事で・・母も、佐藤さんとの13年振りの再会に、悲しむと言うか、懐かしい気持ちと、感謝の気持ちで、私が心配するような事はありませんでした。

コンサートが始まる前、どこかでお会いした方がいます。『どこであったっけ・・』と思い出していると、『ウィンディーの順子さんだ!!』と思い出し、早速挨拶。『どうも』『あら~』『今日は、妹が歌うのできました。』『実は、私は、こんな事もしているんです。もともとクラシック出身なんで・・』と会話をさせて頂き、早速コンサート開始。会場には、ベットごと来場されたホスピスの患者さん、一般の方を含め、約50人位の人が、栄光の間付近で、おごそかにコンサートを鑑賞致しました。

10月11日(月曜日)は、叔父の3回忌です。久しぶりに、叔父・叔母・従兄弟と会いました。叔父や叔母は、80歳前後の年齢なので、伺う話は全て参考になる内容でした。そして、子世帯にあたる従兄弟たちの心配毎についても、参考になる内容でした。叔父のお陰で、とっても良いヒントを貰ったり、やっぱりこの方向でいいんだ・・という事もわかり、感謝しています。叔父は、歯科技工士をしていたのですが、脳梗塞から、利き腕が不自由になり、その後は、必死のリハビリで、グラフィックデザインの仕事を行っていました。お互い、人生の途中から体が不自由になった者同士として、気持ちも良くわかり、支えあってきた関係上、随分、叔父には可愛がってもらいました。お経の最中も、遺影の中の叔父とずーと目があい、自分に正直に生きれよ・・って言われている様でした。

夕方、自宅に帰り、素振りをしていたら、脳梗塞から右麻痺のあるお爺ちゃんが、いつもの様に歩いています。このお爺ちゃんは、朝と夕、毎日歩いています。最初の頃は、『こんばんは』と声をかけても、無視・無視・無視でしたけど、最近は、うなずき・手を上げてのサインをしてくれる様になりました。言葉が出にくい事を察する事の出来なかった未熟さを痛感しました。

夕食も済ませ、22:00位だったでしょうか、兄貴的存在の安河内さんから電話がありました。『5分でもいいから出て来い・・』と言う事でした。焼鳥『大助』で飲んでいたら、珍しい人と会った・・との事で、紹介したい・・という事でした。ドキドキしながら、大助にいくと、カウンターにプロスポーツ選手ではないか?と思える感じの、笑顔の良い青年と一緒に安河内さんが飲んでいました。

『やっさん・・』『おお、ちょっとここ座り・・』カウンターには、その青年の名前と電話番号が書かれた紙があります。『あのね、今日、のんどったら、この兄ちゃんと二人きりになって・・話をしたら、餃子の全国チェーンをつくりたい・・という話をしんだけど、また、大きな事を言う兄ちゃんやな~と思いよったけど、目の輝きや、計画性に、まてよ、この人は本物かもしれん・・と思ったんで、是非、紹介したい・・と思ったもんやから・・』

この安河内さんは、私が25歳位の時から、ずーと支えて貰っている先輩になります。今まで、こんなケースはありませんでした。初めてです。

嬉しくもあり、やっさんは、歳をとったな~と言う感もあり、とっても感慨深いひと時でした。

いつも気にかけてくれている人がいるんだな~ いつもどこからか、見守ってくれている人がいるんだな~ いつも、人を思っている自分がいるんだな~

そう感じると、豊かで、優しい気持ちになれます。この様な方々の為にも、ピンーと自分で立ち、役に立てる人間になりたい・・と思います。

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 9:40 AM  Comments (0)
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