人間見聞録・・衝撃が走る

昨日は、ブログを書けませんでした。ブログが書けないと、何か物足りない感じになります。

昨日は、今度、小規模特別養護老人ホームを創られるとある社会福祉法人さんと一緒に、熊本の社会福祉法人青山会さん、太刀洗にある社会福祉法人希望の丘さんを見学に行きました。

両者とも、ユニットケアを行う特別養護老人ホームを運営されています。今回の小規模型もユニットケアになる為、ユニットケアの考え方、その考えに則した施設創り、運営に対する考え方を勉強に伺いました。

このツアーには、設計士の深田さんも一緒に行き、いろいろと勉強させて頂きました。

この両者に共通していた事項としては、共に、職員さんが挨拶を良くされる点、掃除が行き届いている点、制服を着ない点、施設ではなく家・・を意識している点、働いているスタッフの表情の良さ・・の点があります。

また、表現方法の異なる点として・・青山会さんは、個性を重んじている感じが強く、それぞれのユニットで、設えが全然違っており、全く違う街がいくつもあり、街を歩いていても面白い・・って感じがあります。

それに対して、希望の丘さんは、すっきりしており、整然と、法人の個性がだされているような感じでした。

どちらがどうのこうの・・・ではなく、お互い、大変勉強になり、今回の計画を、実りある物にする為にはとってもいい時間となった事は間違いありません。

この見学で、私の中で衝撃が走った事がありました。

希望の丘さんは、平屋の建物で、それはそれは、今までの特別養護老人ホーム的な施設概念とは全く逆のまさに家でした。隅々まで、法人の意志が盛り込まれ、配慮の行き届いた建物になっていました。この建物を造ったのは、一条工務店さんだそうです。

私は、以前、ミサワホームで仕事をさせて頂いた当時に、高校の野球部の同期が、一条工務店さんに就職していた関連もあり、この会社の事を、少しばかり知っていました。

希望の丘の萩原常務さんが、一条工務店さんとのいきさつからお話をして頂き、今、とっても感謝している・・・と心底感謝されている姿を拝見させて頂いた時に、衝撃が走ったのです。

何故、衝撃を受けたのか?どんな衝撃だったのか?・・

当然、社会福祉法人の事業になるので、建設会社を決めるのに入札があります。その入札も、談合ではなく、きちんとした競争入札です。この入札を、一条工務店さんが落とし、あれだけ感謝される仕事をしている現状と、私が抱いていた一条工務店さんに対する認識に余りにもずれ・・があった事に対し、『もしかしたら、俺って、他にもこんな事があるんじゃないか?既に変化している人を、昔のままの印象で見ていたりしていないか?その方を、現状の目、冷静な目、固定概念を持たない目・・で見ているか?』と思ったんです。

そう思うと、『ガビーン』と衝撃が走りました。

私は、少し油断をすると、この様な傾向になります。怠惰なんでしょうね。いつも意識して、自分を厳しく見つめながら生きていないと、ほんと、してはいけない事をしてしまいます。

おはずかしい限りです。以後、気をつけます。

気づかせてくれた萩原常務さん、本当に、ありがとうございました。それと、一条工務店さん、すみません。

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 3:21 PM  Comments (0)
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