寄り添う

おはようございます。
令和2年6月24日水曜日の朝を迎えました。
それにしても、暑い日が続きます。
熱中症にはお気をつけ下さい。

またまた昨夜、蚊の襲来を受けまして、寝床を変えること3回、気が付けば5時30分。30分も寝坊をしていました。
がっくり..
今晩からまた寝床を変えようと思います。
今のところ、ここに苦労をしています。

昨日、寄り添う ということについて少し書きました。
私の父は、
ガンにより、人生最期は栄光病院のホスピス・ターミナルケアを受けることができました。
私の母は、
認知症になり、現在老人ホームで生活をしています。

私は、父のおかげで栄光病院で この寄り添うコミュニケーションに接することができました。
私は、母のおかげで関屋さん、財部隊長から、この寄り添うコミュニケーションに接することができています。
幸せ者です。

父の場合、余命数ヶ月。その人は、病院や医師・看護師を嫌がっていた。だからということもあると思うが、家に帰りたい。家に帰りたい..とずーと言っていた。しかし栄光病院のホスピスターミナルケア病棟に入院してからは、その様子に変化が出てきたのです。
それは、父という人を、病人としてではなく、人として接してくれたこと。この病室には、母と私がいたので、父親として受け入れてくれていたこと。等々、1人の人間として接してくれました。
亡くなる3日前までお風呂に入れてくれました。これはありがたかったんです。

下稲葉先生は、父の気持ちを引っ張り出すことを意識していたんだろうと思います。
1日に4回~5回ほど病室にお見え下さり、都度、質問をして下さいました。
その質問に対し、父は笑顔で応えるのです。そのやり取りが何とも心地よく、その笑顔の応酬にまわりにいる私たちの心も明るくなっていきました。

ある時からです。
父が下稲葉先生のお話を聴きたいと自ら言い始めます。
その時に感じたのは、父にとって人生最期のお友達ができたような感じでした。

入院してきた時は笑顔が全くなかった父が、約20日ばかりでこんなにも変わるなんて.. 私たちには信じられませんでしたし、こうあって欲しい状況が目の前に現れた嬉しさでいっぱいでした。

では、下稲葉先生をはじめとしたスタッフの皆さんがどのような寄り添うコミュニケーションをして下さっていたのか..
それは..
話を聴いて下さった。という事です。
もっと言えば、話を引き出して下さった。
もっと言えば、存在そのものを 大切に受け入れて下さった。
ということでした。

これは
関屋さんも 財部隊長も 全く同じです。

人として 存在そのものを 大切に受け入れて下さっているんです。
それを感じる本人家族は、この方を魂レベルで承認し、安心してお付き合いできる信頼できる人としての認識になっていく。
そう思います。

そうなると、笑顔が出てきます。自然の笑顔です。心からの笑顔が出ます。

ではそれが出来る人になるにはどうしたらいいのか..

次回以降は、この辺りに迫っていきたいと思います。

Filed under: スタッフ日記 — admin 6:53 AM  Comments (0)
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