人間見聞録・・心が動いた話

皆さん、おはようございます。

今朝の福岡地方は、曇天です。。

昨日、心が動いた話と出会いましたので、皆さんに紹介致します。

第84回のセンバツに出場する高知高校野球部。その野球部メンバーに、三井魁星君という選手がいるそうです。

約90名いる部員の中から先月の28日にベンチ入りメンバーの発表があったそうです。その中に彼の名前はなかったそうです。しかし彼は、「これで終わりじゃない。次こそはメンバーに入る。」と意気込んでいるそうです。その原動力になっているのが、ダウン症の弟(11才)の存在。。「必ずお兄ちゃんが甲子園の大舞台に連れて行く。待ってろ!!」と決意新たに練習に励んでいるそうです。

三井君は、弟が幼い時から一緒に遊んでいたそうです。とっても可愛い弟。「いつかキャッチボールをしたいなあ〜」と願って成長してきましたが、学年が上がるに伴い、「障害のある弟を見られるのが恥ずかしい」と思うようになり、弟と遊ぶ事が減ったそうです。

中学2年の時、庭で素振りをしていたら、弟がプラスチィックのおもちゃのバットを持って素振りをし始めたそうです。その時の表情は、「笑顔でとっても楽しそうでした。僕も思わず笑ってしまった。その時、弟を避けてきた事への申し訳なさと、付いてきてくれる弟が大切に思えた」と彼は言っています。

それがきっかけで、三井君は弟と一緒に練習し、弟との合ポーズ「親指を天井に向けて突き立てる」で、弟の親指を見ると、元気になれる。。そうです。高校での練習から自宅に帰ると、弟が「打った?打った?」と聞いてくるそうです。「売ったよ・・」と言うと、親指を突き立てるそうです。。

そんな弟に甲子園球場を見せてあげたい。そしてそこでプレーする姿を見せてあげたい。。

その揺るぎない想いを胸に、三井君は今日もノックを受けているでしょう。。

 

この記事を昨日見ました。

私は、三井君の素直な心、自分の至らなさを認め、反省し、新たな決意を胸に秘め、それに向けて黙々と取組む強い決意・・に心が動きました。

 

三井君、君の想いが成就すればいいね。。もしそれが叶わなかったとしても、想いとそれを成し遂げる為に行なった挑戦は財産になると思うし、弟にもその気持ちは伝わっているはずです。。最後の最後の時まで、成し遂げる為に努力して下さい。。

福岡の地より応援しています。。

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 8:51 AM  Comments (2)
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2件のコメント »
  1. 応援有り難うございました\(^-^)/
    魁星の母です。
    この夏はベンチ入りを果たせましたが
    昨日、決勝で明徳に敗れてしまい甲子園出場をのがしてしまいました。
    彼の高校野球の扉は閉じました。
    まだ確定はしておりませんが、新たに大学野球や社会人野球へと新しい扉が開きました。
    弟の捷功と素振りは続ける事でしょう。
    これからも今の自分にしか出来ない事を、しんどい事をも楽しんですごせる感謝の日常を未来に向けて送ることと思います。
    遠い福岡からの応援有り難うございましたm(__)m
    ご報告をと思い連絡をさせていただきました。

    Comment by 三井 恵美 — 2012年7月25日 1:45 PM
  2. お疲れ様でした。今後、この経験を活かして欲しいですね。そして、前に、前に進んで貰いたい。。と思います。息子さんの成長を期待しています。。

    Comment by takao — 2012年7月26日 8:29 AM
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