印象に残った事。
おはようございます。
今朝も晴れている6月16日金曜日です。
晴れの天気がよく続きます。
印象に残った話がありました。
それは送迎中、利用者さんとの会話の中でおきたんです。
その利用者さんが私達の職員さんの事について話し始めます。
『あの人は前からいたの?』
『はい。もうながいですよ』
『そんなん、初めて会った。あの人は人扱いが上手そうやね』
『そう思いましたか? 仰る通りなんです。人の気持ちを慮る事が出来る人なんです』
『そうだろうね』
『私がA病院に入院している同じ時期に入院していたBさんという人がおってね、その人は接客業をいくつも営んでいたそうなんですよ。その人とよく話をしてね・・』
『ある時、病気のせいで小水を漏らした事があって自分が情けないと思い悔やんでいたんです。その話をBさんに言ったら・・』
『男はそんな事を気にしたり悔んだりしてはいけません。そんな事は同じ病気になれば誰でもする事です。だから気にせんでいい。くよくよしない。さあ、元気出して(^^♪ 』
『そう言ってくれてね。あの時の笑顔と背中をさすってくれる言葉に勇気と元気をもらったよ』
そんな話を伺いました。
小水を漏らす・・
私もした事がありますが、これは恥ずかしいです。
私も、交通事故にあい、手術する前や術後は、オムツ・ふんどしの生活で、少水や大便をとってもらったり、おしりを拭いてもらったり・・ を、19歳の時に体験しました。
これは本当に恥ずかしいんです。
特に失敗した時の恥ずかしさや申し訳なさはたまりません。
こういう時に、看護師さん等にこの失敗を責められたりすると落ち込みます。
そういう状況の中、Aさんの場合、Bさんとの出会いがあり、Bさんの一言に救われたんです。
大事ですね。。
私達は、このBさんの様な役割をする必要があると思っています。
栄光会ではそれを『全人的医療』と銘打ち、『ホスピス・〇〇』という表現をしています。
それを支える理念は、『癒し・癒され』なんです。
人と人 お互いの関わりの中で、互いが癒し・癒される関係でありたい。そういう想いからきています。
技能や時間内で〇〇を済ませる。これも大事だと思います。
しかしもっと大事なのは、人と人の信頼関係。
そのベースの上に、技能や時間内で済ませる・・という事が成り立つんだと思うんです。
現場は忙しい。
でもその忙しさは、ベースとなる癒し癒される関係を相手と築くというステップを踏み外しているからゆえに起きているかもしれないと考えてみる事も大切な視点だと思います。
朝からちょっと書きすぎてしまいました。
今日も宜しくお願いします。
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