社会的インパクト投資
おはようございます。
令和元年10月16日水曜日の朝を迎えました。
段々と秋が深まっている様に感じます。
昨日、久しぶりにスーツをきて福岡市へ。
春吉のコインPに駐車をし、いざホテルニューオータニ。
途中、椛島さんとよくお話をした場所を通りすぎ、ミサワホームの時に積水ハウスと競合して負け、お世話になったという事でもつ鍋を食べさせて下さった河野さんのもつ鍋屋の前を通リ、久しぶりのオータニに到着。
福岡青年会議所の例会でよく利用をしていましたから懐かしい感もありました。が、中に入ってみると昔の趣はありませんでした。
唯一エスカレーターが当時を思い出させてくれるくらいです。
この日は、九経調未来セミナーで、社会的インパクト投資が変える未来の社会 という演題で、一般財団法人社会変革推進財団専務理事の青柳光昌さんがお話をされました。
お話の中で、私が最も関心を寄せたのが、「評価に関するノウハウを持っている」という事です。
例えば、覚せい剤等で罪を犯した人が社会復帰し、自分を変えて更生することをサポートするベンチャー企業が生まれたとします。
その企業には資金等が必要になる。
しかし通常の金融機関では、この事業は社会的に意義があると感じていても、それに対して融資をする根拠を創る事ができない。
そこで..
この財団は、この事業が計画通り進行をした場合、社会的にどのような価値や意義があるか?社会がどの様に変わるか?等について見える化が出来るのです。言い換えれば、評価が出来るのです。
この評価がある事によって、今まで生み出す事が出来なかった社会的に価値のある事業を、投資が生まれる事により誕生させる事ができる。素晴らしい取り組みです。
私も、34歳の時でしたが、三好社長や福島社長という大先輩達にお世話になり、これに似た企画スキームのお仕事をさせて頂きました。当時はデフレでなかなか不動産の有効活用に資する物件が出来ませんでした。
その中、長崎で福島社長がどんどん街を活性化させるべく大活躍をしていたのです。
どういう内容かと言うと、賃貸マンション等の建築に際し、オーナーさんの立場に立った計画を立案し、これを遂行するノウハウを確立させていたのです。
設計・建築主導型であれば利回り10%をきるような案件ばかりで、金融機関からの融資が難しい時代でした。
ここを、利回り13%が成り立つ計画を行うのです。
これは設計時からしっかり計画の監理をし、その過剰コストを削減する。という内容です。
言い換えれば、建築を見える化したのです。
これは画期的でした。
青柳さんのノウハウは、まさに未来の社会を変え得る一助になると私は思いました。
評価ができない事によってテーブルにものらない価値ある案件はたくさんあったと思います。
私達も今、基金による助成において、事案を評価する立場にいますし、価値ある事業を生み出す側にもいます。
この評価手法を学び、身に着ける事は、これからの社会にとって必要不可欠なことだと思うんです。
この日本に、民間資金による投資や寄付文化等々を根付かせる為には、この評価がとても大事だと思っています。
特に、愛ある評価が最も大事だと思います。
笑老ライフ研究所が指向する笑老ライフな社会をつくる上でも、こういう評価ができる様になる事で、よりその実現が近づいてくる。
そう感じました。
このご縁に感謝です。
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