人間見聞録・・母ちゃんに捧げるごめんなさい

いや~ 思い起こせば、私は母ちゃんに、数々の心配をかけてきました。今もなお継続中かもしれません。

幼い時から、切り傷が絶えず、自慢ではないのですが、100針以上縫う怪我をしてきていますね。その都度、その都度、母ちゃんに心配をかけてきたんだと思います。

私が、交通事故にあい、松葉杖をついている頃でした。

幼少時から私を可愛がってくれた叔母さんが、病に伏せ、病院に入院していたのです。私は、松葉杖をついてお見舞いに行き、当時焼鳥屋でアルバイトをしていた関係で、『〇〇おばちゃん、退院したら、俺が焼いた焼鳥をごちそうするけん。早く良くなってよ。』『あらホント。剛君が焼いた焼鳥だったら美味しいやろ。はやく元気にならないかんね。』そんな会話をし、おばさんを勇気づけている時に、その時・・がきたのです。

『剛君、お母さんを大切にしなさいよ。貴方のお母さんは、いい人よ。おばちゃんは、剛君のお母さんの真似ができん。』『ホント、そんな事ないよ。おばちゃんだったら・・・』『いつの日か覚えてないんだけど、剛君の家に行った時、剛君がガラスをわった時があってね、その時、お母さんは、怪我せんやったね。大丈夫ね・・と直ぐ声をかけながら剛君の所に走っていったんよ。私には、あれが出来ない。私なら、剛、またわったね。ガラスを片付けなさい。と言ってただろうね』『・・・』『そんな事があったん・・知らんかった・・おばちゃん、ありがとう。』

私は、凄く心配をかけている事を、その時はじめて気がつきました。ちょこちょこ怪我をし、その行き着くはてが、交通事故での骨折。それも真夜中。真夜中に、病院から電話があった時、飛び起きた・・と言っていました。

それから間もなくして、母が乳癌になり、大手術をしたのです。私としては、おばちゃんの言葉も含め、『まだ何にも親孝行していない』『もし、死んだら俺のせいだ・・』『どうしよう・・』そんな日々が続きました。

それから月日が経ち、私も親になり、子供も、当時の私と同じ年代になってきました。今になり、初めて気づく事もいっぱいありますが、最近になり、母ちゃんへの感謝の気持ちが自然とでてくる様になりました。今までそれができていなかったバカ息子を持って母ちゃんには申し訳ないですが、今から恩返ししていきたいと思います。

世の中で、子育てで悩んでいるお母さん、1人で子育てをしているお母さん、私の様な親不孝者でも、いつかは気がつきます。気がせく事があるとは思いますが、事の本質を教えてあげる様にして下さい。そして、亀の様にゆっくりコツコツと・・・

『1人になるな。1人にするな。』です。

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 10:47 AM  Comments (0)
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