人間見聞録・・理念塾

10月2日、熊本市にある社会福祉法人青山会さんの、理念塾に参加させて頂きました。

この日は最終日で、特に、長田さん(デイサービスの職員さん)が参加されており、長田さんファンとしては、参加させて頂き、とっても嬉しい日となりました。

9:00ちょっとすぎ  跡部施設長から、理念についてのお話があります。(遭難者が1名・・発見・・) いろいろな角度から何故その理念・・と言うお話をされました。そして最後は、跡部理事長の手紙を、くわのみ荘での風景写真に、サザンのメロディーに載せて拝見させて頂きました。

とっても胸に響き、とっても温かく、理事長のお人柄がにじみ出ている内容でした。この様な方の下で働ける方々は、とっても幸せだと思います。

その後は、グループワークです。 『あなたが、この施設のオーナーだったら、どんな事業展開をしたいですか?』でした。私は、このグループワークで、この研修のコーディネーターを努める才木さんの、絶妙なリードのお陰で(地域住民の鷹尾として・・・)、この中に溶け込める様になりました。元来、引っ込み思案ですので、才木さんのリードには、感謝です。

私は、この日、くわのみ荘の清田在宅部長より、才木真理子さんをご紹介頂きました。才木さんは、プランニングスペース『空知』を主宰されており、とても感受性が豊かで、ばねの利いた、リズミカルな方でした。そして、全体を前向きな心理状況に持って行く為に、ちょっとの大切な事をほっとかず、そこに微妙に鋭く食い込む粘り優しい、両面をお持ちのバランサーです。これ位、集中力のある方とは久方ぶりにお会いさせて頂きました。

皆さんは、2:6:2の法則という話を伺ったことがあると思いますが、このグループワークを見る限りでは、3:6:1の様なバランスになってた様な気がします。それ位、楽しみながらも、理事長の言わんとする事を、しっかり受け止め、皆さんが、理事長と同じ夢を、同じ想いを共有されていたと感じました。

その後、西島先生が登場し、いよいよラフターヨガの始まりです。

とっても美味しく、大量のおすそわけご飯を味あわせて頂いている間、ラフターヨガのビデオが流れていました。『ご飯を頂いた・・どうしよう。こんな積りではなかったのに・・このお礼をどうするかな~』と考えながら、ふとそのビデオに目をやると、『えええ・・・!!もしかして、今からこんな事するの?』

なんと、私が最も苦手とするワークでした。いわゆる『なりきる型』のワークです。

『嫌だな~』と心で想っている時、『これは、バカになりきらんと、できませんもんね。』と理事長が言われます。『理事長は、俺の心を見透かしている・・まずい・・』そう思いながら、どうしても変えることができぬ『嫌だな~』を、どうして変えようか・・それからはずーとそればかり考えていました。考えても、考えても妙案は浮かばず、『帰ろうかな~』と思った瞬間、耳元で『楽しまんか!!』の声が聞こえます。親父の声に似ています。

『そうか、楽しもう。緊張するけど楽しもう!!』『でも、何で緊張するんやろう?そうか、俺には変なプライドがあるんやな。安くて小さいプライドや。これを捨てればいいんだ。』

私は、毎回、この様な機会がある度に、同じ事を繰り返してきました。今までは、逃げていたし、お茶を濁していました。しかし、今回は違います。今までの自分打破!!です。

『皆さんの中で、こんなバカらしい事ができるか?と思っている人はいますか?』と西島先生が、開口一番言われます。私は思わず『ハイ』と、手を上げました。ここで、とっても優しい青山会のスタッフの皆さんが、『あははは』と笑ってくれます。笑いをとろうと思ってした事ではなく、『自分の心に正直に!!ちょっと無理してやってみよう!!』と言うコンセプトの下、このワークに参加した私にとっては、いきなり、緊張がほぐれるスタートとなりました。その後は、

ほぼ 絶・好・調!!

最後は、はアーはアーいう状態になりましたが、笑い・笑い・笑いの中から、ヨガを堪能する事ができましたし、自分を出す事、その場を楽しむ事、安っぽいプライドを捨てる事・・が出来た様で、『自分の心に正直に、ちょっと無理してやってみよう』のコンセプトに沿ってたんじゃないか?と思います。

帰りの車中、とっても寂しくなり、青山会の皆様の事を、青山会の西側に見える連山を見つめながら考えていました。

今、今後、この介護に関して、皆さんが、ご自宅で最後を迎えたい・・という希望がある中で、それが、全ての人に叶う様な時代にしたい・・と思っているのですが、それを可能にする技術が、現在そこまで整っていません。これらの技術を、誰でもができる様な技術を、跡部理事長率いる青山会のスタッフさんたちならできるのではないか?と言う想いが湧き上がり、すかさず、理事長と清田さんにお願いをした所です。

青山会の様な事業所が全国津々浦々にでき、自宅で死にたい・・と念願されているほとんどの人達の思いを叶える技術が、誰でもできる様になるようにしたいです。

跡部理事長、今から、ほ~んとに忙しくなりますよ。技術開発の一件は、宜しくお願いします。

理念塾を、11年も継続して行っている社会福祉法人青山会 跡部理事長に敬意を表し、今後、その理念に共感し、主体者として行動するスタッフの方が、何人も出現する事を、参加者の1人として、この会に出席したと事で、同志となりますので、共に願い・協働させて頂きたいと思います。

社会福祉法人青山会の皆さん!! 2日は、ホントにありがとうございました。

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 9:40 AM  Comments (0)
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