人間見聞録・・・高校生から学ぶ

今日も雨・・・お先が見えない心持になりますね。  

しかし、その中でも、時より見える明るい空・・山肌も見える様になってきました。先程は、今年初、セミ君の声も聞こえましたよ・・

梅雨も最終版になり、いよいよ、熱い・暑い夏の到来を予感させます。

私は、三人の子供の父親です。長女は、大学2年生で、看護師を目指して、この夏実習に行く事になっています。今は、鹿児島に住んでいて、親に似ず、しっかりとした生活をしているようです。次女は、高校2年生で、私達と一緒に生活しています。長男は、高校1年生で、現在、長崎の高校で、寮生活をしています。

私が高校生の時は、野球一筋であった為、野球部の仲間くらいとしかしゃべっていなかったと思います。自転車で30分程通う⇒授業⇒野球の練習⇒自転車で30分かけて帰る⇒食事⇒勉強⇒自主練⇒バタンキュウ の繰り返しでした。おまけに携帯もないので、もの凄く狭い範囲で生活していたと思います。

今は、選択肢が多くありますよね。その中で、自分がエネルギーを注ぐ事を見るける事がもしかしたら大変なのかもしれません。実は、昨日、次女からメールが来ました。『お父さん、私は、自分を変えようと思って、いろいろやってみてるけど、やっぱり変われない。ごめん。ごめん。』その様なメールでした。

長女は、中学の時、ブラスバンドの部長を務め、私から見ても、熱中して頑張っているな~と思う位、頑張っていました。高校に入ると燃え尽き症候群なのかもしれませんが、出だしにつまずきましたが、ふとした事で野球部のマネージャーになり、3年間、これまた一生懸命やったと思います。そんな中、高校3年になる時点で、進路を決める必要が学校行事としてありました。彼女は、文系にいたのですが、突如、看護師を目指す!と言い出して、理系に変わり、先生達からも難しい・・と言われていましたが、見事、第一志望の大学に入りました。長男も、長女に似ていて、突如、長崎の〇〇監督の下で野球がしたい・・・と言い出し、先生達から難しい・・と言われていたのですが、見事、やり遂げました。

そんな姉弟の間に挟まれた次女・・・

今、一生懸命、自分と戦っている様です。自分の進路を探している様です。でも、中々見つからない・・その焦りを痛いほど感じます。

『〇〇、お父さんは、〇〇の事を、素晴らしい人間だと、心の底から思っているよ。今、エネルギーを注ぎ込める何かとまだ出会えていないだけだよ。これは、きっと見つかるから心配しなくていいよ。だから、自分を変えようとしなくていいよ。今は、積極的にいろいろな事にチャレンジしてみたらいいよ。その中で、自分がエネルギーを注ぎ込める何かと出会う。その基準は、〇〇だから。何も心配しなくていいよ。』と仕事中にもかかわらず、次女にメールを送りました。

その夜、友人と会う・・との事で家を出ていた次女から電話がかかってきました。『お父さん、〇〇まで、迎えに来てくれますか?』声が涙声です。『直ぐ行くから待っておきなさい』私は、直ぐ迎えに行きました。

その場所に着き、待てども待てども来ません。それから1時間が経過し、ようやく次女が車にやってきました。

今までの私なら、どなっていたかもしれません。ガツン!!と言おうとも思いました。しかし、昨日は言えませんでした。なぜでしょう。私にもわかりません。

『今日、何があったんか?』『〇〇さんと喧嘩した。』『そ・う・か。』

『今日、お父さんにメールをしてきただろう。お父さんの返事は見たか?』『見たよ。』『〇〇は、何故、お父さんにメールをしようと思ったの?』『言葉をくれると思ったから・・・』

少しは、頼りにされているのだと思いました。

次女とは、いろいろな思い出があります。本当に、いろいろな事がありました。時には、ぶん殴り、取っ組み合いの喧嘩もしたり、包丁を胸に突きつけ、生きるか死ぬかの大勝負をかけた事もありました。ここだ!と言う時に、一歩も引き下がる事無く、胸倉を掴み、骨の髄まで届く様に伝える事を何度と無く行ってきました。

今、揺れています。焦っています。でも、自分の行く道を見つけたい・・と一生懸命、自分と戦っています。私は、その真っ直ぐな思いを真正面から受け止め、見守り・支えたいと思います。きっと見つけるはずです。その時が、いつくるかはわかりませんが・・・

真っ直ぐな思い・・真っ直ぐな心・・もしかしたら、我々大人が忘れている事かもしれません。大人が良く使う言葉に、『裏切られた・・・』があります。これは××・・

私達の子供に産まれてきてくれた次女。君には、本当に沢山の事を教えてもらいました。今も、教えて貰っています。心配する事無く、このまま真っ直ぐ前に進める様に、支えて行きます・・・

Filed under: スタッフ日記 — takaotsuyosi 1:09 PM  Comments (0)
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